大野 萌子(心理カウンセラー)- コラム「人の話は半分しか聞けない!? 不信感を生まないために」 - 専門家プロファイル

大野 萌子
メンタルアップマネージャ認定機関

大野 萌子

オオノ モエコ
( 東京都 / 心理カウンセラー )
一般社団法人 日本メンタルアップ支援機構 代表理事
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人の話は半分しか聞けない!? 不信感を生まないために

- good

メンタルヘルス 2014-06-30 15:12

こんにちは。

産業カウンセラーの萌ちゃん先生です


人とのやり取りの中で、


きちんと伝えたはずなのに


「全然聞いてない」

と言われたり、


反対に人から、


「この前、言ったよね?」

と言われて、全く覚えがない。


こんなことありませんか?


どちらかの記憶違いじゃ…?


いえいえ、そうとも限りません。





普通のコミュニケーションのやり取りでは


相手の話は、半分しか聞けていません。


きちんと聞いているつもりでもです。



どういうことか?


たとえば、


お友達が「美味しいパスタを食べに行った」

という話をしたと仮定します。


そして、皆さんも同じパスタ屋さんに行ったことがあるとすると

その話を聞いた途端、


パスタ屋さんのお店の雰囲気だったり

自分が食べたペペロンチーノのことだったり、

感じの悪い店員のことだったり


自分の記憶がよみがえります。


人の話を聞きながら、それをきっかけに

自分の記憶がよみがえっている状態で


意識は自分に向いています。


また、


「Aさんに、こんなことを言われたのよ!ひどいと思わない!?」

なんて話しを聞いたと仮定します。


Aさんには、自分も嫌なことを言われたりした

経験があると


自分が言われた時の嫌な気持ちだったり

わかる!わかる!と同調の気持ちが

湧き上がってきます。


人の話をきっかけに、自分の気持ちが湧き上がってくる状態


これも、意識は自分に向いています。


たとえ、同じパスタ屋さんに行ったことがなくても

Aさんのことを知らなくても、


似たような経験があれば

同じようなことが起こります。


そして、もう一つ、

人とやり取りをしているので、


相手になんて答えようかな

と言葉選びをしたり


どんな応答をしようかなと

無意識に考えています。


これも、意識は自分に向いています。


人の話を聞きながら、


自分の記憶がよみがえったり

自分の気持ちが湧き上がったり

自分の対応を考えたり


自分に意識が向いてしまっているのですね。



その分、

相手の話を聞き落としてしまっています。


そして、自分の思いが強い場合は、

半分以上ということもじゅうぶん考えられます。


そこで、不信感をうまないために必要なこと


確認という作業です。


大切なこと、

きちんと伝えたいことは、


確認をする必要があるのです。


特に職務の中では、重要です。

言った言わないは、トラブルの素。


でも、どうしてもこの作業を怠りがち。


何故か。


「一度言えば分るだろう」

とか


「何度も確認しては失礼だ」


という気持ちがあるからです。


何度も何度もの必要以上の確認や

威圧的な確認は、よくありませんが


丁寧な確認はとっても大切。


100%の理解は無理でも、それに近づけていくことは可能です。


伝えたいことは、確認


ぜひトライしてみてください。



萌ちゃん先生でした



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