実家のリフォームと借家化
マネー 不動産投資・物件管理 2010/01/07 21:27親の自宅をリフォームする目的で考えてる資金調達についてアドバイスをお願いします。
この理由として63歳の父親が不意な事故にあい要介護となり1年が過ぎました。この事故のため、両親夫婦で細々とやっていた自営業の仕事も失うことになりました。
64歳の母親は足が不自由ですが、パートの仕事をして働いています。
両親がこのような状況になって問題となってきたのが住宅の問題です。
もともと自営の仕事をするため作業場を大きくとった自宅で、1階には6帖のダイニングキッチンと狭い浴室、そしてトイレのみです。
2階にはいくつか部屋があるのですが、旧い住宅によく見られる急勾配な階段のため、非常に不便であり、今となってはかなり危険を感じる住宅となってしまいました。
そこでリフォームの話が出たのですが、残念ながら親には資金がありません。
このような状況ですので融資を受けることも難しい状況です。
前置きが長くなりましたが、相談です。
?親の自宅を無償(または有償)で私が引き継ぎ借り入れをしてリフォームを行う。
?リフォーム後、親に賃貸として貸す。
?賃貸物件として確定申告し、損益通算等で税の還付を受ける。
?還付金を借入金の返済原資に充てる。
こんなスキームが合法的に可能かどうかです。
なお、私はサラリーマン、給与所得のみです。他に所得はありません。
武下直乃さん ( 大阪府 / 男性 / 41歳 )
バリアフリーリフォームに関して
バリアフリーリフォームをされるという事ですが、他の専門家の方も指摘されている様に贈与税の問題等が発生します。それらの点に関しては概ね同じなので省略します。
ファイナンスの点に絞って指摘しますと、親子間や義理の親子間での不動産売買等では銀行の融資を得るのが非常に難しいです。
実際最近、親の借入金の肩代わりをしてリフォームをしたいというリクエストがあり相当調べましたが、住宅ローンの分野ではかなり異質な物と銀行では捉えられます。
ポイントは、そもそも永い先の将来にはいずれ相続等で引き継ぐべき資産をその前に「所有権移転を行う」という不自然さにあります。
自治体や公的な機関のバリアフリーリフォームや民間金融機関のリバースモーゲージ(現在目立って展開しているのは中央三井信託銀行だけかとおもいますが…等にご相談されてみては如何でしょうか?)を調べられたら良いと思います。
自治体によってはバリアフリーのリフォーム工事に助成金や補助金を出しておりますのでそちらも確認されたら良いと思います。
リバースモーゲージを取り扱っている金融機関(中央三井信託銀行)はこちら
http://www.chuomitsui.co.jp/person/p_03/p_03_re.html