投資信託のたこ配に関して
マネー 投資相談 2009/12/26 13:42リーマンショックによりリートの基準価額が大幅に下落したため、毎月分配型のリート投資信託を購入しました。配当が目的ですので、一定の配当が持続されれば基準価額が購入価額より下がらなければ問題はありません。投資内容をどこまで詳細に記載してよいものなのか分からないため、この程度にとどめておきます。
そこで質問ですが、私が購入したリートが、たこ配であるかのごとく書かれている投稿をインターネット上で見かけます。たこ配が禁止されているにもかかわらず、この様な投資信託が存在するのでしょうか。特別分配金=たこ配ではないと解釈しておりますが、運用報告には特別分配の記載が見当たりませんでした。現在インカム、キャピタル両方で益が出ており、従いまして私の場合現在までは普通分配金のみという事になりますが、報告書では積み立て準備金がある時期から−と記載されています。心配になり今後継続すべきかどうかを悩んでいます。
もし仮にたこ配が現実問題として存在した場合、分配積み立て準備金がコンスタントに準備されているファンドを選択の拠り所とするのは間違っていますでしょうか。
一度株式投資で失敗しているため、ぜひともご教授いただきたく、お願い致します。
ソーカルさん ( 東京都 / 男性 / 47歳 )
毎月分配型のファンドの問題点
「リーマンショックによりリートの基準価額が大幅に下落したため、毎月分配型のリート投資信託を購入しました。」という事なので現在ソーカル様がインカムゲインもキャピタルゲインも得られているのは当然かと思います。
一番安い所で買われて投資タイミングの選択が上手かったということです。
その為、その時に投資していればどんな商品でも+になっていますので、リート単体の商品やETF、その他のシンプルな金融商品との比較をされる必要があります。特に買われた商品が良かったかどうかは検証が必要です。
私は同様な商品の組成を証券会社時代に依頼されてしていた事があるので分かりますが、毎月分配型ファンドは正直投資家を子供扱いした商品と言っても良いです。
また、毎月分配型ファンドは海外ではほとんど皆無と言っていいほど存在しない商品で、日本の金融市場がガラパゴス化している事を表す一つの現象です。
本来毎月分配する様に短期で収益が上がらない投資案件でも、毎月分配しなければならない訳で、売る為に「消費者」に媚びている商品です。
「消費者」のニーズである「年金の代替となるキャッシュフローがあるといいな」という声をキャッチしたのは良いとしてもそれ以外は投資という観点では非効率極まりないです。
毎月分配にする事で以下の様な間接コストが掛っています。
1.振込コスト
2.事務コスト(人件費)
3.書類作成コスト(email等での開示を含む)
4.外貨商品であれば為替交換コスト
5.外国送金コスト
6.信託報酬等も通常より煩雑になる為割高
実は投資の為に回っていると思ったお金の多くが事務コスト等に消える毎月分配型ファンドは「実情を知らない人で無いと買えない」商品です。