団信なしの住宅ローンの借り換えについて
マネー 住宅資金・住宅ローン 2011/01/21 09:56うちの夫は現在35歳。
3年前に団信なしのフラット35で住宅ローンを組みました。
(持病の潰瘍性大腸炎があるため団信加入ができませんでした。)
当時3200万円を金利2.99%で借りています。
毎月の返済もボーナス返済も滞ることなく、繰り上げ返済も少しですがして残金が2900万になっています。
そんな中、夫が東京スター銀行にも団信なし住宅ローン借り換えができるからといって詳しく話を聞きに行きました。私は一緒に話を聞きに行けなかったのですが、もうすっかり借り換える気になっています。
その銀行は繰り上げ返済しなくても、預金していればその分が金利がかからないというシステムだそうで、変動金利にすれば金利も安くなり、月々の返済額もかなり減ることから貯金できると言うんです。ただし、連帯保証人が妻である私がならなくてはいけないらしいのです。私は専業主婦なのにというと、生命保険の受取人だからということでした。
(生命保険は万が一、夫が亡くなった場合、残金はすべて返済でき、月々10万の生活費がでるような保険の内容です)
現在、貯金する余裕がない生活だから金利が安くなればゆとりができる利点はありますが、東京スター銀行のようなシステムは他の銀行にはないし、大きな金額を借り換えることと、変動金利ということもやや不安があります。もちろん、結論を出すのは自分次第なのですが…。
専門家の方からみて、この状況で借り換えをすすめられますか?
補足
2011/01/21 09:56夫がいうには、借り換えによって変動、今現在の金利1.35%で貯金を30万円くらいあると仮説でシュミレーションしてもらっているようです。今の2.99%と比較し、余裕ができる分、貯金が増えるというんです。金利も半年で見直しができるから毎月の金利を把握してその都度考えるし、10年は無理でも早期返済できる!と言っております。この夫の言い分もまともなのか不安になります。
cheoryさん ( 福岡県 / 女性 / 34歳 )
固定金利と変動金利借換
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固定金利から変動金利へ切替えられる可能性があるとの事ですが、金利がどの様にして決るのか知る必要があります。
フラット35は35年間金利が変わりません。
一方、変動金利の商品は市場金利や政策金利が大幅に上昇した場合には連動して上がる可能性があります。
ではどの様な場合に金利が上昇するかと言えば、その国のインフレ時もしくは財政破たん時に上昇します。
例えば、ブラジルなどの新興国は高成長で高インフレであるので金利も年利10%以上を超えています。一方、低成長だが財政危機に陥ったギリシャやアイルランド等の財政破たん国も10%かそれに近い金利になっています。
翻って日本の場合には現在はデフレなのでインフレは関係ない様に思われますが、海外のインフレが「輸入」されるケースがあります。例えば、石油や穀物等の価格が上昇すると国内価格が上昇し、海外の影響を受けた事になります。
インフレが顕著になれば金利上昇は自然な流れです。
また、日本は史上最大の債務を抱えた国でありますので、ひとたびグローバル市場から信用力が低いと見られるとギリシャ等の財政破たん国に近い金利上昇が考えられます。これが実は変動金利採用の最大のリスクではないかと思います。
そんな事はあり得ないとリスクを取るのか、金利上昇リスクを取らないのかは各人の選択です。
(ただ、日本では金融教育が殆どなされていないので目先の損得等でぶらされます。もしcheory様がリスク許容度が高い(預金が多い)ならば借換もよろしいのではないかと思います。)
評価・お礼
cheory さん
2011/01/21 17:52具体的に海外のご説明ありがとうございます。家を買う際、頭金に貯金のほとんど(800万円くらい)を使ってしまったのであまり残っていないのが現状です。うちに借り換えは向かないと思いました。夫を説得しようと思います。