倉田 友宏(歯科医師)- コラム「病院の倒産が倍増」 - 専門家プロファイル

倉田 友宏
長野県でインプラント治療を中心にお口の健康をサポート

倉田 友宏

クラタ トモヒロ
( 長野県 / 歯科医師 )
倉田歯科医院 院長
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病院の倒産が倍増

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その他 2009-09-22 10:00
先日のニュースでちょっと気になる話題が取り上げられました。


今年、全国で発生した病院・開業医の1月から8月の倒産件数は40件になった。
これは、前年同期の21件に比べて倍近い水準となる。
病院・開業医の倒産件数は01年以降、30件前後で推移していたが、07年には48件と前年の30件から急増。昨年は35件に減少したものの、今年は8月までで40件と高水準で推移している。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090911-00000002-cbn-soci


今年の倒産件数が全国で40件、『たいしたことないじゃん♪』なんて思われる方も多いかと思いますが、これは「閉院」した病院は含まれないというのがミソです。

私の職場の近くにある病院も、7月に突然閉院しました。入院患者を多数抱える病院だったのですが、突然『2週間後に閉院しますので、退院してください』と患者さんは言われたそうです。

こういった倒産、閉院が増加している理由、『不況』ももちろんありますが、

医療費の抑制

の影響が強いのではないかと思っています。

高齢化社会の日本、医療費の増加は深刻な問題になっています。ただ、医療費は『多いから減らそう』なんて本来はできないものなのです。しかし、数年前の医療制度の改悪によって診療報酬の大幅な低下、診療内容の制限がなされました。

歯科医院でも、診療報酬が大幅に引き下げられるだけでなく、今まで保険で請求できた治療も保険適用できなくなるものも増えました。

このままでは外国のように『差し歯は全て保険適用外!お金がなければ抜歯して入れ歯!』という悲惨なことになる時代もそう遠くありません。
『国民の生活のために』と考えられた医療費の抑制が結局は『国民の生活を苦しめる』ことになっています。

医療費の抑制は国民のためにならない!!

医療関係者であれば誰もが思うことでありますが、残念ながら当時の政府と厚生労働省は数字でしか見ていませんでした。

普段通っている病院が突然ツブれる、街に一つしかない総合病院が突然閉鎖する。これは現在も現実に起こっていることですからね。

『国民の生活が第一!!』を掲げて大勝利した民主党。国民の生活を守るためにぜひとも『医療・福祉』の制度を改革し、みなさんが何十年も安心して生活できる基礎を作っていただきたいと思っています。

千葉県松戸市 歯科 むつみデンタルクリニック

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