酒井 正人(建築家)- コラム「ナチュラルに暮らす空間〜伝統と暮らし」 - 専門家プロファイル

酒井 正人
住む人の手が触れる場所から、建物へ、街へと心地良さを拡げたい

酒井 正人

サカイ マサト
( 東京都 / 建築家 )
サカイデザインネットワーク有限会社 取締役社長
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ナチュラルに暮らす空間〜伝統と暮らし

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心地よい住空間 ナチュラルに暮らす空間 2009-01-04 15:17
日本の住まいの伝統は、壁らしい「壁」がない「柱と梁」で造られる木造家屋にあります。 床は畳や板張りで、空間を仕切るのは襖や障子などの建具で、それらを開け放せば住空間がつながり、外と中までもが一体に感じられるようなフレキシブルな空間構成が日本家屋の特徴でした。 

それは、日本の湿度の高い気候や靴を脱ぎ床に座る日本人特有の生活スタイルから生み出された、日本人の知恵であり、長い歴史のなかで築いた日本人の貴重な住文化であると言えます。 

現在は「高気密高断熱」の家づくりが主流になり、気候や外部環境の変化にかかわらず、快適な住環境が保つことができる建築技術が確立していますが、私たち日本人の暮らしのスタイルは、基本的な部分では、やはり靴を脱ぎ、床に座ることで心が落ち着き、日当たりや窓の景色を大切にする暮らし方は昔からあまり変わっていないと思います。 そして、そのことはこれからも大切にしたいものです。

結露対策や断熱・遮音・防音効果などに効果を発揮する「真空ガラス」で間仕切ることで、快適な内部環境を保ちながら外と中の一体感を感じる伝統的な暮らしのスタイルが実現できます。 晴れた日や季節のよいときには、窓を開け放し、草木の香りや風を体感できるナチュラルな暮らしはとても心地よいものです。

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