高橋 成壽
タカハシ ナルヒサグループ
三大疾病保障保険の基礎知識
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三大疾病保障保険の特長
がん、急性心筋梗塞、脳卒中をまとめて三大疾病といいます。三大疾病保障保険はこれらの病気になったときに保険金を一時金で受け取ることができるものです。日本人の死亡原因の約40%が三大疾病であり、これらの病気で入院したときは長期入院になる可能性があるのでこの保険も検討するべきもののひとつといえます。
がん保険との違い
三大疾病の中でも最もかかる確率が高いのが「がん」です。ではそのがんを保障する「がん保険」と比較しながら詳しくみていきましょう。
三大疾病保障保険は三大疾病のいずれかになったときに、一時金でまとまったお金を受け取ることができます。なので、治療費はもちろんのこと、治療で働けない間の収入補填や家族のお見舞い交通費などにもすぐにそのお金をあてることができます。一方、がん保険は保障の対象ががんだけであり、がんと診断されたときに診断給付金が出るものが多数ですが、一般的には入院や手術に対して給付金がでます。また大きな違いは、がん保険は掛け捨てが多いのですが、三大疾病保障保険は解約返戻金があるタイプが主流です。ただし短期間で解約してしまうと解約返戻金はかなり少なくなってしまうので注意が必要です。また、三大疾病にならなくても、死亡や高度障害状態になったときに、死亡保険金や高度障害保険金を受け取ることができます。
三大疾病保障保険で3つの病気に一時金で備え、万が一のときにも保険金が受け取れるようにするか、がん保険で入院や手術をする度に給付金を受け取れるようにするかそれぞれのメリット、デメリットを考えて選ぶことが大切です。
選ぶときの注意
また、どの保険会社のものを選ぶかを考えるときに注意したいのが、各社による給付条件の違いです。がんだと「初めてがんと診断確定されたとき」、急性心筋梗塞、脳卒中だと「所定の状態が60日以上継続」といった内容が一般的ですが、後者の場合「治療のための手術をうけたとき」にも保険金を受け取れるものもあります。もちろん解約返戻金の戻り率の違いも気になるところなので、よく確認してからえらびましょう。
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