声を掛けるのに適した位置ってありますか
スキル・資格 ビジネススキル 2010/08/25 14:22接客の仕事をしています。
先輩が「お客様に商品を勧めるのに、お客様の横の位置に立って話すのが
いい」「立ち位置は重要」と言っていました。
理由を聞くと「なぜなのか」というところまでは先輩もわからないということ
でした。
話を聞きながら、確かに自分が買い物に行くと、店員さんによって、近すぎ
て息苦しい感じがするときと、近くても平気なときがあるような気がします。
立つ位置で相手の方の感じ方が変わるのは分かるのですが、普段お客様
と接するときやお話をするときには具体的にどのようにすればよいので
しょうか。
明確な基準や、はっきりとした理由があるのでしょうか。
こういうときはこの位置に立つと良いなどあれば、知りたいです。
スノー2250さん ( 島根県 / 女性 / 29歳 )
立ち位置や距離で相手に伝わる印象が変わります
こんにちは、スノウ2250さん。インタープロスの竹上順子と申します。
先輩が仰るように、コミュニケーションをとるときに立ち位置はとても重要です。
立ち位置や距離によって、相手に伝わる印象が変わります。
親しい間柄の場合、近くの距離に立っても違和感を感じさせませんが、コミュニケーション
が親密ではない段階で近くに立つと、相手に違和感を伝えてしまいます。
例えば、相手の正面は「伝えたい物や人」をしっかりと伝える位置です。
自己紹介であれば、自分を伝えることが目的、つまり自分が主役ですので、正面に立つこと
で印象を強めます。
しかしながら、説明や案内などは主役が自分から対象となるものへと変わります。
主役になる対象物を正面に見せ、伝え手(脇役)の自分は、斜め横位置に立ちます。
このことで主役の印象を、より強めることが出来ます。
息苦しさを感じた店員の方は、ひょっとして真正面で商品を持って近づき、お勧めをなさって
いませんでしたか?
商品は目の前に置いたまま、一歩動いて斜め横の位置に立つだけで、説明を受ける側は
圧迫感が軽減されるはずです。
以上を踏まえて、適した立ち位置をお答えします。
・正面の位置・・・名刺交換や金銭の受け渡しに適している
・斜め横の位置・・・説明やご案内など、コミュニケーションをとるのに適している
相手の方の視界に入らない後ろの位置から、声を掛けるときは要注意です。
いきなり近くから声を掛けると驚かせてしまうので、少し離れた位置からお声掛けをし、相手
の方が心の準備ができるように配慮しましょう。
ぜひこの、空間管理を身に付けて、ビジネスシーンで活用してください。