岩川 昌樹(ファイナンシャルプランナー)- コラム「リスクを受け入れないと、リターンは得られない。」 - 専門家プロファイル

岩川 昌樹
「本当に必要な資産運用」。家族のことのように考え、提案します

岩川 昌樹

イワカワ マサキ
( 千葉県 / ファイナンシャルプランナー )
FPブレーン株式会社 長期投資専門FP
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リスクを受け入れないと、リターンは得られない。

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資産を殖やす事より、殖やす考え方を身につける! 2008-06-27 14:31
下がったら、回避方法を検討する?


これは、「リスクの受け入れ拒否」です。


資産は変動するし、評価が目減りをすると、

商品選択の誤りか?
資産配分の誤りか?
タイミングの誤りか?
アドバイザーの誤りか?

と考えてしまう。

当然この場面は、整理をして、どうしたらこのリスクを回避するかを考える。
しかし、この考えは、当初決定した運用計画から外れることになる。

本来、運用のスタート時には、資産形成のプラン(ポートフォリオ)の
リスクとリターンを理解します。

例えば、

過去の実績から

期待収益率(リターン)・・・5%
標準偏差(リスク)・・・15%


このポートフォリオを実行した場合、


1年後は、期待リターンであるプラス5%を軸に
約15%の価格変動が見込まれます。


仮に1000万の投資をすると
900万前後の下落も見込まれると言うことです。


つまり、このポートフォリオを実行するということは、
そのリスクを受け入れることを決めたわけです。


もし、実際に下落したときに、回避策をとるならば、
当初の「リスクを受け入れない」と言うことになります。


残念ながら、期待リターンを得るのであれば、
このリスクを受け入れなければ、リターンは本来得られないと考えるわけです。


リスクを受け入れると言うことは、
このような資産の目減りを受け入れることです。


回避を考えることではありません。


また、このリスクから逃げる事を考えるならば、
リスクに出会ってから行うのではなく、


リスクに出会う前、つまり、事前にリスクの低いポートフォリオを
組まなければなりません。


市場の動きを予測する専門家の意見や雑誌を参考にしていると
「マネーの流れが変わった」と戦略変更がを繰り返され、

結果的には、リスクを受け入れず、常にリスク回避をすることになります。


つまり、予測を頼りに行うのは、リスクに出会ってからリスク回避を行うので、
常にリターンが得られず、損続きになるわけです。


このリスクを受け入れ続けるために、我々アドバイザーが存在し、
リスクを事前に知るために我々がいるわけですが・・・


リターンだけ手に入れる方法はありません。

リターンを得たいのであればリスクを受け入れるしかありません。


計画を淡々とこなすだけです。
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