こんにちは　今井淑恵です。

前号の実技編につづく、「残」の日本語あれこれ！表現です。

「残」の同訓異義語は、遺、貽、剰などがあります。

「残」はそこなうとも読み、あれのこるの意、残骸がそうですね。

「遺」は形見に遺す、

「貽」は人のためになるように物をのこしおくという意味があります。

きょうは、「残る」の表現をみてみましょう。

　ことのは探訪　《　あれこれ！　表現　～ 残る ～ 》

【 名残 】……なごり…………　 気配や影響などが残ること。余韻。

【 残余 】……ざんよ…………　のこり。あまり。

【 残留 】……ざんりゅう……　 残ってとどまっていること。

【 残金 】……ざんきん………　手元に残る金銭。未払いの金。

【 残滓 】……ざんし………… 　後に残ったかす。ざんさい。

【 残存 】……ざんぞん………　残っていること。残りとどまること。

【 残品 】……ざんぴん………　売れ残った品物。

【 残部 】……ざんぶ…………　 残り部分、または本の残りの部数。

【 余剰 】……よじょう………　  あまり。のこり。

【 余白 】……よはく………… 　 紙面に文字などを書いた以外の部分。

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　　　 http://www.penmanship.jp/mailmagagine/refer103.htm
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ー参考資料ー
学研「ことば選び辞典」、学研「日本語知識辞典」、小学館「慣用ことわざ辞典、角川書店「字源」、

三省堂「例解新国語辞典」「新明解国語辞典」、講談社校閲局「日本語の正しい表記と用語の辞典」、

広辞林