こんにちは　今井淑恵です。

前号の実技編につづく、「歩」の日本語あれこれ！表現です。

歩には、あゆむ、あるく（歩行、徒歩）、おこなう、すすむ、
程度（進歩、退歩）、居る所の位置（地歩）や推しはかるなどの
意味もあります。

きょうは、「歩」の表現をみてみましょう。

ことのは探訪　《　あれこれ！　表現　～　歩く　～ 》

【 足並み 】……あしなみ……　歩幅や調子の揃い具合。

【 行脚 】……あんぎゃ………　目的をもって各地を訪ねて回ること。

【 闊歩 】……かっぽ…………　大またに歩く。威張って歩く。

【 御足労 】…ごそくろう……　 人に足を運ばせること。

【 巡行 】……じゅんこう……　 諸方を巡り歩く。

【 踏破 】……とうは…………　 長い道のりや険しい道を歩き通す。

【 並足 】……なみあし………　普通の速さの歩き方。

【 早足 】……はやあし………　速く歩く歩き方。

【 一足 】……ひとあし………　 ひとまたぎ。一歩。わずかな距離。

【 歩調 】……ほちょう………　（多くの人が）歩くときの調子。

★関連する四字熟語★

【 高材疾足 】……こうざいしっそく………　知勇を兼ね備えた、すぐれた人物のたとえ。すぐれた才能 や能力をもった者のたとえ。

【 三分鼎足 】……さんぶんていそく……　三者が天下を三分して、ほぼ同じ勢力をもつこと。

【 脚下照顧 】……きゃっかしょうこ………　禅語で、他に向かって悟りを追求せず、まず自分の本性をよく見つめよという戒めの語。自分の足元をよく見よという意。

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　　　 http://www.penmanship.jp/mailmagagine/refer93.htm
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ー参考資料ー
　　広辞林、学研「ことば選び辞典」「日本語知識辞典」、角川書店「字源」、小学館「慣用ことわざ辞典」
　　三省堂「例解新国語辞典」「新明解国語辞典」、講談社校閲局「日本語の正しい表記と用語の辞典」