堀江 健一

妻との口喧嘩が多く、このままではやって行けないと妻に言われ悩んでいました。
妻から「あなたは少しアスペルガーの傾向があるんじゃない？」と指摘され、妻がアスペルガーの相談が出来るカウンセラーを調べて、先生の所がヒットし、申し込んでくれたのが初めの出会いでした。
最初はカウンセリングを受けてみると言う発想自体無く、何をどう相談したら良いのかも良くわからない状態でした。
その時は、怒る妻が怖く、自分にも悪い所があるのだろうなと感じていても、どこがどう悪いのかわかっておらず、カウンセラーと言う人にも説教されてしまうのではないかと、恐れていました。
そんなまとまりのない状態で夫婦で話を聞いてもらい、妻の怒りや不満が強いとのことで、まず妻のカウンセリングを行い、次に私のカウンセリングをして行きましょうと計画を立てていただきました。
たぶん、カウンセリングをしてストレスも軽減し、先生から私とのコミュニケーションの仕方なども説明してくれたのだと思いますが、妻の私への態度が少し柔らかくなり、ホッとしたのと、何か変わって行ける様なイメージを持つことが出来ました。
さて私とのカウンセリングですが、当初恐れていたような説教や批判などは先生はせず、むしろとても気使って優しく話を聞いてくれたので、私も安心して思っている事を言う事が出来ました。
普段私が取っている態度や言い方が、妻からするとどう受け取られるかなど説明してもらい、そう言う事かと理解出来てきました。
すると、私の中で、段々夫婦の問題であった事が、結構職場やプライベートの付き合いの中でも不具合があった事に気付いて行き、夫婦問題以外の相談にもなりました。
私は会社を経営しており、自分の経営方針や仕事のスキルなどには自信を持っていたのですが、社内の人間関係が友好的とは言えず、今後の事業の発展にも不安を抱えていたのです。
先生は恋愛や夫婦の問題だけでなく、仕事上の悩み、部下との関係などにも詳しく、そうした悩みの相談も出来たのはありがたかったです。
上昇志向が強かった私は、上を目指してがんばることばかり考えて焦っていたようです。
そんな意識は無かったのですが、わかってみると、そのために部下に対して不満が強かったり、部下の言葉に耳を傾ける余裕が無かったのでした。
焦る気持ちも落ち着き、方向性も見えて来て気持ちも整理できてみると、今までと見えていた世界が違って見えるようでした。
先生が「アスペルガーの方や、そうでない方も、自分に改善の必要があるとわかっていても、なかなか人に相談して、自分から変わって行こうと思える人は少ないものです。ご主人はその点だけでも、りっぱですよ」と褒めてくれたのが嬉しくて、この人になら話してみようと思ったのが印象に残っています。
とりあえず順調にやって行けそうな気がしています。
また何かあったら、よろしくお願いいたします。
ありがとうございました。