真山 英二(不動産コンサルタント)- コラム「地震保険の実情について(2)」 - 専門家プロファイル

真山 英二
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サノヤマ エイジ
( 神奈川県 / 不動産コンサルタント )
株式会社ハッピーハウス 代表取締役
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地震保険の実情について(2)

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2011-04-03 23:00

地震保険では
「全損」「半損」「一部損」の3つに分類された被害程度に応じて、
保険金が支払われます。

大地震においても、現在の建築基準法に基づいて建てられた建物であれば、
地震による直接被害を受けることは少ないと思われます。

地震による火災・津波等を除けば、実質的に「半損」も
しくは「一部損」程度の損害になる可能性が高くなります。

したがって、建物構造、エリア、地形、周辺隣家との密集具合が
地震保険加入の際の考慮要因となります。


例えば主契約として建物に1500万円の火災保険をかけた場合、
地震保険の保険金としては上限が50%までで750万円となります。

損害が
 「全損」の場合750万円、
 「半損」で375万円、
 「一部損」で37.5万円
の保険金の支払いとなります。

地震保険の保険料は、全国を4つの等地にわけて決まっており、
保険料が一番高い4等地の東京都では、
年間で地震保険1000円あたり、3.13円(耐火建築物以外)で、
前述の750万円の地震保険の場合では、
年間保険料が23,480円となります。

地震保険に対する各種割引はありますが、
最大で30%の割引です。

火災保険等の主契約よりも、割高な保険料。
保険料と補償内容をよく理解した上で、
加入を検討する必要があります。

 

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