見波 利幸(主席研究員)- コラム「「カタルシス効果」を考える」 - 専門家プロファイル

見波 利幸
感動を伴う研修こそが、効果のある結果が出る研修です

見波 利幸

ミナミ トシユキ
( 東京都 / 主席研究員 )
主席研究員
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「カタルシス効果」を考える

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2010-05-28 18:43

カタルシス効果とは心の浄化作用のことです。カウンセリングの現場ではカウンセラーが相談者に対して、無条件に尊重し、批判や評価をすることがありません。相談者は安心して胸の内にたまったものを吐き出し、すっきりすることができます。このカタルシス効果は、何もカウンセリングだけで得られるものではありません。日常の会話や感動を伴う映画や本などからも得られることがあります。映画を見ていて、自分の辛さと同じような境遇に出会えたときなど、感情が移入して「自分が思っていることはそういうことなんだ」、「この辛さを分かって欲しかったんだ」など、感情を容易に表出することができ、とても強いカタルシス効果を得ることができます。

 

映画の中の『寅さん』は、本当は相手を気遣う優しい人です。しかし、毎回空回りして、大騒動を起こします。職場でも同じように、空回りしたり気持ちを理解してもらえなかったりして、ふさぎ込んだり気が滅入ったりすることはあります。

ある元アイドル歌手は、「私は辛くなったときは、いつも『寅さん』を見ていました。見終わった後、なんかすっきりして、また明日頑張ろうって思えるんです」と言っていました。

映画でも本でも身近な人との会話でも、「心が洗われるような」何かすっきりできるものを見つけるとストレス解消にはとても有効です。時には沢山の涙を流して、心を癒してあげましょう。

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