地元材で建てた普通の数奇屋二世帯住宅(実家) 内観3 - 写真・作品 - 専門家プロファイル

加藤 一枝
晴ハレ住環境設計 所長
愛知県
建築家

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対象:新築工事・施工

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地元材で建てた普通の数奇屋二世帯住宅(実家) 内観3拡大

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一間幅のL字型縁側付きの和室です。
一間幅の明り障子を引込み、開け放つことで、とても広い和室空間が生み出されます。
庭から縁側、畳の和室空間へと、外と内が段階的に緩やかに繋がる、奥ゆかしい和の空間です。
晴れた日には、縁側で日向ぼこ。
回覧板をもってきてくれた隣人と、ちょっとここでお茶・・・。
雨の日には、洗濯物干し場にも。(笑)
お琴のけいこをしたり、本を読んだり、何かと使える気持ちのよい場所となっているようです。
縁側や床の間等、少し前までには、小さな家にはムダだと言って削られてきた空間ですが、
狭い空間にこそこのわずかな空間を付け足すことで、奥行のある広がりを感じさせる空間ができることを
再認識し、取り入れられると、気持ちにも余裕が生み出されるように感じます。
直に外気に触れる壁に、断熱性能ばかりを求めるのではなく、
縁側空間等外と内の境界空間を設けて、暑い・寒いを和らげるのも一案だと思います。