釿/手斧[チョウナ]2 - 写真・作品 - 専門家プロファイル

韮澤 哲也
横浜市技能文化会館 匠コンシェルジュ
イベントディレクター

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家大工が使用 刃に『龍弘』の刻印あり

チョウナは、湾曲をした柄に、刃が柄と直角になるように取り付けられています。
この形は、日本独自で発展していったものです。
刃の形は、使用する地域によって少しずつ異なります。
独特の綺麗な波状の削り肌を残すことから、名栗面(なぐりめん)という表面の仕上げにも使われます。

独特の曲線を持つ柄はエンジュという木を藤づるで縛って曲げ乾燥させて、こしらえます。

職人さんでも、チョウナは危険な道具だといいます。
振り上げた刃が、自分の方に向かってくるため足を傷つけてしまう危険性があるためです。
大きい材木を同じ調子で削り(ハツり)続けるには、一定の姿勢とリズムが必要となり、
かなりの熟練を必要とする道具となります。

材木を整えるという用途だけならば、
電動により一定のリズムで絶え間なく動く製材機に、勝てる見込みはありません。

しかし、機械ではチョウナ独特の味のある波状の削り(ハツり)面の仕上げは望めません。
このあたりにチョウナという道具の魅力の一端を感じとることができます。

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