墨壷[スミツボ]2 - 写真・作品 - 専門家プロファイル

韮澤 哲也
横浜市技能文化会館 匠コンシェルジュ
イベントディレクター

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閲覧数順 2024年04月18日更新

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スミツボは材木に直線を引くために使用します。

壺の部分には墨を含んだ綿が入っています。
糸車に巻き取られている糸をぴんと張り、糸の先についたピンを材木に刺して使用します。
この状態で糸をはじくと、材木上に直線をひくことができます。

スミツボは、長期間使用しない状態にあると墨を含んだ綿や糸が乾燥します。
そのため、綿に水を多め墨汁を少なめに調整しながら注ぎ込み、糸にも水を数適垂らして使用します。

スミツボの歴史は古く、古代エジプト時代にその起源があると言われています。
そこから、古代中国で墨壺と糸と糸車のすべてを一体化したものに改良され、
朝鮮を通って日本に渡ってきました。

昔は、欅(けやき)の木で作られた木製でした。
昭和50年代に、プラスチック製のものが全盛となり、
近年では自動巻きのもの、レーザー光線で直線を材木上に表示する装置が販売され、
昔ながらの墨壷が使われる機会が激減しました。

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