- 松下 雅憲
- 株式会社PEOPLE&PLACE(ピープルアンドプレイス) 代表取締役
- 東京都
- 店長育成・販売促進ナビゲーター
対象:人材育成
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「こんにちは、お客様。今日から期間限定のフェアが始まっていますよ。こちらは、この季節だけのメニューです。
ほくほくして美味しいですよ~」
店頭でお客様に、とても上手にお声がけをするホールスタッフがいます。
彼女は、単に「いらっしゃいませ」とか、「○○です、如何ですか~」とか、ブランド名列挙の単純な呼び込みではありません。
お客様が、「あ、食べてみたいな~」「へえ~どんな味なんだろう~」「そうか~もうそんな季節か」
と、もう食事している自分を想像してしまうような、お声がけです。
店頭や客席で、メニューの説明をしてくれるスタッフは、たくさんいます。
しかし、彼女たちの多くは、決められたシナリオをそのまま言っているに過ぎません。
中には、早口で何を言っているか解らない人、一生懸命言ってはいるけれど、、、棒読み、な人。
彼女たちは、なぜ、それを言う事が大切なのかがわかっていません。
決められているから言っているのです。
でも、意味、目的が分かっているスタッフは、お客様が召し上がる前から美味しさを感じるように伝えています。
説明をしながら、自分でも、試食して美味しかった時の気持ちをそのまま伝えているのです。
あるダメなレストランでは、メニューの試食をさせないで、お客様に説明をさせていました。
説明内容を細かく決めてはいても、これでは全く伝わりません。
出来るレストランでは、料理長が自ら料理説明をして、ホールスタッフが全員、メニューを全て試食して、
そのこだわりや特徴などを理解してから、お客様にどう言えば伝わるかを考えています。
その差は、じわじわっと、徐々に広がって行きます。
1年も経てば、大きな差になります。
売上が下がるのは、不況のせいだけでありません。
お客様に、良いイメージを想像してもらってから、それを味わってもらいたい。
そんな、きめ細かい意識、そしてそれをやり続ける習慣があるかないか、なのです。
お客様の為に、お客様の気持ちになって、考え行動し続ける。
それをより多く、より高い意識で行った所から生き残るのです。
お客様に、こう感じて欲しい。
それを押しつけでも、無理矢理でもなく、
ごく自然に、やわらかく、ふんわりと伝える。
そうすることで、お客様の想像力のスイッチを入れる。
そんな、コミュニケーションならば、お節介とか、余計なお世話とかは、感じないでしょうね。
お客様が、未だ食べていないのに、素敵な食事を味あわせてしまう。
そんな、コミュニケーション力を目指したいですね。
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