想定外という発想がリスク - 広報・PR・IR全般 - 専門家プロファイル

中村 英俊
株式会社第一広報パートナーズ 代表取締役 広報コンサルタント
東京都
広報コンサルタント

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閲覧数順 2024年05月09日更新

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想定外という発想がリスク

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有事の際に聞かれる言葉に、”想定外”というものがあります。


代表的なのは東日本大震災時に起こった原発事故だろうと思います。日本の観測史上最大のM9.0の巨大地震が起こることは誰しも予測できなかったことは言うまでもないでしょう。


想定外と言えば一見致し方のないことと済まされる感もありますが、想定外を含めて有事に備えるのが危機管理であり、それを想定外だったとするのは言い訳にもならず、危機管理を放棄していたと言わざるを得ません。


日本の原発で言えば”安全神話”というものがありました。絶対に事故は起こしてはならないというよりも、絶対に安全で事故は起こらないと言う感覚だったのでしょう。つまりその様な想定、前提であったために大した有事への備えがなかったと言えます。特に東電のことに関して知識がある訳ではありませんが、テレビや新聞などで知り得る情報から誰しも感じ得たのではないでしょうか。


一方アメリカでは、”原発事故は必ず起こる”という前提のもとに有事の際に備え、マニュアルなども当然のことながら整備がされているとのこと。(当たり前ではありますが...)


つまり危機管理において想定外は存在せず、想定外という感覚自体がリスク要因と言えます。


地震に関して言えば、震度3~4レベルの地震は日常的に起こるため感覚的にも容易に想像ができますが、その際はどの様な対応をすべきなのか。そして大型地震であり、新潟や東日本大震災以降頻発している震度5~6レベルの地震の際はどう対応するのか。そして震度7以上の場合はどう対応するのかと、レベル別に対応を分けて備えておく必要があります。


皆さんの有事の際のマニュアルはどうなっていますか?レベルごとに分けられていますか?


一度想定しているレベル、状況のチェックを行っておくことをお勧めします!

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