- 坪内 康将
- 独学指導者
- 愛知県
- 塾講師
対象:子供の教育・受験
いつもご覧いただき、ありがとうございます。
突然ですが、
あなたは【忙しい】ですか、【忙しくない】ですか?
また、
お子様は【忙しい】ですか、【忙しくない】ですか?
勉強は時間に比例する仕事です。
いくら効率よく勉強しても、
絶対的な時間はかかるものです。
今までの遅れを取り戻す。
受験勉強をする。
資格試験の勉強をする。
こうした時間は、今までの生活時間から
勉強時間を作り出さないといけないのです。
しかし、そういう話になると
「部活で忙しいから、そんなのできない」
「学校の宿題がたくさんあるから、忙しい」
「今でさえ忙しいのに、そんなのできない」
という返しが来ることが多々あります。
では【忙しい】【時間がない】という判断は
どこですべきでしょうか。
忙しいという「忙」の字は、心を亡くすと書きます。
その意味どおりにいくと
「自分の本来もっている心が失われている生活」
これが忙しい状態の生活です。
例えば、こんな言動が続いたら・・・
・いつもの笑顔がない
・普段いわないようなことが口ぐせになった
・今まで進んでやっていたことも嫌がるようになった
・人と関わろうとしなくなった
そこまでいくと、たしかに危険だと思います。
逆にいうと、そうして
「心が亡くなる手前」までは時間をつくることができるとも考えられます。
いつも忙しい、忙しいと言っている人
まだ言えているうちは、大丈夫な気がします(笑)
私は、彼らの言葉の「忙しい」よりも、
普段の表情を見て判断します。
だから、まだ時間が取れると判断した生徒で、遅れがある生徒にはきちんと課題や勉強させる時間の拘束をします。
独学の「レベル」という単元にある言葉を
用いるならば、
今の自分の当たり前・限界を超えないと、今の自分より上のステージには登れません。
今の自分が考えている【忙しい】という限界に、さらに【必要な時間】を入れることを受け入れることで
自分が望む志望校、偏差値、順位を取っている人達のレベルに突入できるのです。
もう一度聞きます。
「あなたは忙しいですか」
私はよく懇談で
「キミが本当に無理なら、周りが判断するから、それまでは勇気を持って無理してみなさい」
と言います。
実際に、本人のなかで言っている「限界」より遥か先に「本当の限界」があります。
本当の限界は、身体や頭ではなく「精神」が判断してくれます。その「精神の限界」になると、言動になって現れます。
そして、その言動は「いつも見ている周りの人」が見れば気がつくような言動になります。
だから、私は「塾、ご家庭がキミを見ているから、安心して無理していいよ。本当に無理だと周りが判断したら止めてあげるから」と言うのです。
これはスポーツとて同じこと。自分の限界だと思うレベルを超えることで成長し次のステップに上がります。
ぜひとも、お子様を成長させたいなら、お子様自身の「忙しい」と言っている言葉で判断するのでなく「本当の限界」の言動なのかどうかで判断してください。
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