草ぶき屋根に使う、茅とは？

昨日は、近くの川べりを走りました。

すすきが風になびく様は秋の深まりとものの憐れに思いを引き寄せられます。

その湿地に自生するススキをみて、広大な面積を埋め尽くすすすきをみて、これが古民家の屋根に使えればという思いを断ち切れませんでした。

こんなにたくさんの茅があるのに・・・。

(アメリカから来たせいたかあわだちそう、との勢力争いはし烈
がんばれすすき）

世界遺産である白川郷や重要伝統的建造物群保存地区・大内宿にて「結い」という住民の共同体で行われてきました。いまでは結いに頼らず、茅葺きの屋根は、業者に依頼するケースも多くなったとききます。

そのような保存地区ではない、一軒の茅葺き民家の葺き替えはとても難しいといえます。過大な負担をしなくても葺き替えが可能な方法はあるのでしょうか。

私の近くでは、昨年茅葺き作業が行われましたが、茅葺き屋根が多く残っている茨城県で特に有名な石岡市、旧八郷町の「やさと茅葺き屋根保存会」の協力のもとで行われました。

http://yasatokayabuki.cocolog-nifty.com/blog/2012/01/post-76f8.html 　

茅葺き屋根を、葺き替えできるようにできないものでしょか。

以下は大内宿内資料館にあるボードから引用します。

草葺き屋根の材料

草葺き屋根を「茅葺き屋根」とよびますが、材料は、ススキ、ヨシ、ワラ（稲・麦）、篠竹など多様です。「茅」はススキやスゲ、ヨシなどの総称です。屋根材として、丈夫さはヨシですが、ススキは滑りにくいので高所作業に向いており、大内宿では最も多く使われています。また軒裏の仕上げ材として、ヨシやオガラもよく使われています。その他、植物材の屋根には、檜や杉などの「樹皮葺き」やひばやさわらなどの「木羽葺き・杮葺き」があります。

引用ここまで

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