- 加藤 惠子
- 株式会社ケイプラネット 代表取締役
- ファイナンシャルプランナー
対象:保険設計・保険見直し
日本の「少子・高齢化」が世間で言われるようになったのはいつ頃からでしょうか?
平均寿命が延び、少子化が進み、日本はかつて誰も経験したことがない「超高齢社会」へ足を踏み入れようとしています。そういう状況下の中で、公的年金制度や介護保険制度が果たしてどのように機能してくれるのか、誰もが不安に感じています。特に、日本の公的年金制度は、若い人が年金受給者を支える世代間扶養制度で、少子高齢社会には弱い制度です。多くの人が、将来、一体いくら年金がもらえるのか不安に思っています。
夫婦2人の老後の生活費に関しては、いろいろな統計がありますが、一般的には、月約25万円から約38万円と言われています。仮に生活費を月30万円と仮定して85歳まで生きたとすると、60歳から25年間で約9000万円必要になります。持ち家か賃貸かによっても、又、その暮らし方によってもかなり違いがあるので一概にはいえませんが、はっきり言えることは、年金だけでは足りないだろうと言うことです。
足りない分を貯める努力をするかしないかで、将来の老後の生活は明暗が分かれるかもしれません。なるように任せ、子供に何とかしてもらえると期待できた時代は確実に終わっています。よく、今は自己責任の時代と言われますが、経済的なことだけではなく、自分の老後をしっかり見据えた生き方をしなければならないことは確かなようです。