全ては自己責任!
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私の師匠である松井さんが6年前から行っている勉強会に、ある有名な弁護士さんが参加されています。
その弁護士さんは、松井さんからとても大切なことを教わったと言っていました。
それは「自己責任」ということです。
仏教では、自因自果という言葉があります。
自分に起きた全ての出来事は自分に原因がある…ということです。
これがわからないがために、愚痴や文句を言ったりするわけですね。
例えば、女癖が悪く暴力を振るうアル中の男性と結婚したとします。
「あんな人と結婚したばっかりに…。」
と、本人は旦那さんのせいにしています。
周りの人も、
「あなたは悪くないのよ。全部その男が悪いんだから。可愛そうに…。」
と言っています。
「こういう場合、自因自果じゃなくって他因自果じゃないの?」
と思うかもしれません。
思ってしまうからこそ、誰かに愚痴ってしまうわけですね。
だけれども、そんな場合でも実は自因自果なんです。
そういう相手を選んだのは自分なんですね。
もしかしたら周りの人が止めたかもしれません。
「あの人はやめておいた方がいいよ…。」などと。
それでも最終的に選んだのは自分なんですね。
恋愛に没頭して周りが見えなくなっていて、相手の本質が見えていなかったということです。
そういう男性を好きになった原因は自分にあるわけです。
ただ勘違いして欲しくないのは、選んだ自分が悪いということではありません。
原因と結果の間には必ず縁というものがあるんですね。
原因と言う種を蒔いて稲が出来たように思えますが、実るまでの間には、雨や太陽の光などという縁があります。
因と縁が結びついて果となるわけです。
上記で挙げたような男性を好きになってしまう因があったとしても、そういう人と出会う縁が無ければ、果にはなりません。
ただ、因と縁が出逢ってしまったわけなんですね。
例え良い因を行っていたとしても、悪い縁と結びついてしまったら悪い結果になります。
犯罪を犯して捕まって手錠をされた犯人が、
「俺が苦しいのは、この手錠のせいだ!」と言っていたらおかしいですよね?
生きていたら苦しい事や上手くいかないこともありますが、何かのせい、誰かのせいにしていたら、ず~っと苦しみ続けるわけです。
自分の内面を見つめて本当の原因に気付かなければ、また同じような人と出逢い、同じようなことを繰り返すことになります。
全ては自分に原因があると気付くことが、苦しみから抜け出す第一歩なんですね。
愚痴や文句は道理を知らないが故に出てくることなんです。
全ては自分が原因!
だから、自分で行ったことの責任は自分で取る!
自因自果の道理は苦しいように見えますが、実は楽に生きていくための道でもあるんですね。
良い因を行いながら、良い縁に触れていく。
ただそれだけのことなんです(^_-)-☆
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