子宝相談の周期調節法と補腎薬について - 漢方薬 - 専門家プロファイル

桐 正和
漢方薬誠心堂 学芸大学店 店長
薬剤師

注目の専門家コラムランキングRSS

対象:薬・漢方薬

西野 裕一
西野 裕一
(薬剤師)
西野 裕一
西野 裕一
(薬剤師)
原田 愛子
原田 愛子
(薬剤師)
松島 達也
(薬剤師)

閲覧数順 2016年12月07日更新

専門家の皆様へ 専門家プロファイルでは、さまざまなジャンルの専門家を募集しています。
出展をご検討の方はお気軽にご請求ください。

子宝相談の周期調節法と補腎薬について

- good

  1. 心と体・医療健康
  2. 薬・漢方薬
  3. 漢方薬

私ども誠心堂薬局で取り入れている、周期調節法補腎薬について取り上げたいと思います。

 

まず、周期調節法とは?

月経サイクルによって、生理期間中(生理期)、生理後(卵胞期)、排卵前後(排卵期)、生理前(黄体期)

の状態があります。その時期により女性のホルモンの状態(エストロゲンやプロゲステロン等)が変化します。

それにリズムに合わせて服用する方法が周期調節法です。

 

本場中国では、以前より取り入れられてきましたが、日本で取り入れられるようになったのはここ最近の事です。

最近普及し始めているこの方法は、従来の同じ漢方薬を服用するケースよりも、

より早く妊娠に繋がるケースが増えているので注目されています。

 

生理期

→不要になった内膜を剥がし体外に排出させる時期ですので、スムーズな経血の排出を目的に

漢方薬を使用します。また、月経痛などある場合は、対応した漢方薬を使用します。

卵胞期

→卵胞を育てる時期ですので、栄養(気・血・水)を与え卵胞の育ちを助ける漢方薬を使用します。

排卵期

→排卵をスムーズにさせ、黄体期(高温期)への移行を助ける漢方薬を使用します。

黄体期

→黄体ホルモンの作用により内膜を厚くし着床を助け、更にお黄体期を安定させ、

妊娠の維持をサポートする漢方薬を使用します。

 

この周期調節法ともう1つ大事な物が、「補腎薬」です。

「補腎」とは、五臓六腑の1つの「腎」の機能を高めるという意味合いです。

 

「腎」とは?

成長・発育・老化・ホルモン・生殖・水分代謝・骨・骨髄・脳の働き・耳等と関係があります。

特に、女性の場合は7の倍数でこの腎の働きが変化します。(男性は8の倍数)

例えば、14歳で月経が始まり、21歳で妊娠しやすい状態になり、28歳が生殖能力のピークに至り、

35歳頃から少しずつ衰え始め、49歳で閉経を迎えます。

つまり21歳~35歳が妊娠に適している年齢であり、それ以降では段々妊娠しづらくなります。

ここ最近、テレビや新聞等でも取りあげられる事が多いが、35歳頃から「卵の質の低下」すると

言われています。

まさにこれが「腎」の働きの事を表しています。

 

そこで、少しでも「腎」の機能を高められるよう使用するのが「補腎薬」です。

「補腎薬」には様々なものがありますが、中でも良く使用するものは、

「プラセンタ」や「鹿角」や、「亀板」等の動物性生薬です。

動物性のものは、植物性のものに比べ、ホルモンバランスを整えたり、生殖器の機能を高めたりする

働きが優れています。

 

体質により使用するものは様々ですので、気になる方は是非1度ご相談下さい。

 

誠心堂 学芸大学店

03-5768-4193

桐 正和