私も「この店、この店行ったのよ。」なんてチェックしましたし
友達も「あの店行ったのよ。」なんてやはりまだまだ話題です。
今年私がとても感激したお店といいますか、お料理を紹介いたします。
8月上旬、木曽に漆器の器を求めて買い物に誘われていった時です。
木曽村薮原宿の「宮川漆器店」さんです。
代々木曽代官薬刃医を務めてきた家系で、蔵の中にその時代の「資料館」があり
江戸時代の医療の様子や生活がわかります。
親戚の方とご一緒でしたので、ご主人様のおもてなしで昼ごはんを頂きました。
お掃除の行き届いた部屋。貴重な調度品の数々に歴史の重みを感じました。
お料理は季節の野菜を漆器の器に盛り付けての演出ですが
ひとつひとつの素朴な素材におもてなしの心と、料理した方の気持ちが
調和された、郷愁を感じさせるものでした。
上等なお袋の味です。
漆器という手にぬくもりを感じる暖かさもさることながら
山深い木曽の地でゆっくりと流れる時間、そして宮川様の落ち着いた会話が
心のどこかに響いてきました。
まさしく「上質の時間」を体験した気分でした。
まさに私の中では ☆☆☆ です。
*写真のお料理は9月の一部です。
翌月お茶道具を求めに出かけました。
その時出された、ジャガイモの煮物が入っていたサラダボールを購入
しました。
クリスマスにはスペアリブと野菜を盛り付けようと思います。
シャンパンと漆の器も素敵でしょ!!