「聴覚障害者の方の英語レッスン」発音編 - 英語全般 - 専門家プロファイル

伊東 なおみ
ILSランゲージスクール 英語講師および日本語教師
東京都
英語講師および日本語教師

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対象:英語

山中 昇
山中 昇
(英語講師)
白尾 由喜子
(英語発音スペシャリスト/英語プレゼン講師)

閲覧数順 2024年04月26日更新

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「聴覚障害者の方の英語レッスン」発音編

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Hello everyone!

日中はだんだんと春めいてまいりましたが、まだまだ朝晩は冷えるので冬物コートが手放せない毎日です。

さて、今週からまた聴覚障害者の方のレッスンが始まりました。今回のAさんで3人目となるのですが、こちらのテーマでの過去ログは、タイトルすぐ下の「聴覚障害者の方の英語レッスン」という「テーマ」からご参照いただけます。

お一人目は資格試験の勉強を(TOEIC・TOEFL・英検準1級、その後は短期留学)、お二人目はアスリートの方ですので即実践できる英会話を、そして今回の方は基礎から総合的に学ぶコースです(みなさん、もちろん読唇(lip reading)ができるので私とのレッスンが成り立っています)。

今週の第一回目のレッスンでは、母音を中心に発音記号の読み方と発音練習をしました。
(発音のカタカナ表記には限界があるので、耳の聞こえる方のレッスンでも時々行っています。独学するときにも大変役に立つので、必要な方は是非おっしゃっていただければいつでも教授いたします。)

以前のお二人は急を要していたこともあり、カタカナで読みで対応していたのですが、今回はゆっくりと勉強できるということで、発音記号から丁寧に教えさせていただいています。

三人三様、それぞれ得意なこと、不得意なことが違いますが、、、

Aさんに関しては、"m"と"b"の発音の違いが初回の第一関門でした。

"me"と"be"

両方とも「両唇音(りょうしんおん)」と言って、上唇と下唇を使って調整する音です。

さらに詳しく説明すると、"m"は「鼻音」と言って、息を鼻でコントロールする音、"b"は「破裂音」と言って、喉のあたりで息を止めてから一気に吐き出して作る音です。ですので、ティッシュを口に近付けて発音すると、"me"の時はほとんどティッシュは揺れず、一方"be"の時はティッシュが強風に吹かれたカーテンのように大きく揺れます。

今日は息のコントロールの仕方や、喉の振動を感触を確かめながらのレッスンでした。

それではAさん、今後とも楽しく英語を勉強していきましょうね!来週は、子音の発音記号と発音の練習(特訓?!(笑))です^^

では、また次回のこのテーマをお楽しみに!




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