英単語の覚え方 その1 - 英語全般 - 専門家プロファイル

鈴木 将樹
英語総合即戦学校 
英語講師

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英単語の覚え方 その1

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単語を覚えるのは非常に辛い。もちろん僕も経験があるので痛いほどよくわかる。何とか楽して英語をマスターしようという本や教材が流行っているように思うが、何事も努力なくしては身に付けられないのは、今に始まったことではない。僕らにできることは、自分の努力が無駄にならないような効率的な方法を考えることぐらいである。努力できる人間が一番強い。そしてゴールまでの最短距離の道を描ける人間が最終的に成功すると僕は思う。

極論になるが、英語は動詞が作る語順と英単語さえ知っていればマスターできる。もし、英語を本当にマスターしたくて、やる気に満ち溢れている、今から英語をはじめる人がいたら、まずは英単語を覚えることをおすすめする。英単語は絶対に無駄にならない。もちろん暗記するのはあまり面白くない。だから今回は効率のいい英単語の覚え方というのを考察してみたいと思う。

まずは、記憶というものはどんなふうに作られるか、というのを考えてみよう。大学で心理学を勉強していたので、そんな知識も使ってみる。何かを覚えるためには、それを思い出す手がかりが必要である。そして、その手がかりは多ければ多いほどいい。人の名前や情報を覚えるのにも似ている。よく、こんなことがあると思う。

「えーとあの人は●●証券に勤めてて、千葉に住んでて・・・でも名前忘れちゃったなー確かけっこうありきたりな名前だったんだけども」。

とこのように、人は名前を覚えるときにもそれ単体で覚えるのではなく、自分の印象や感想を含め、その言葉にリンクするものを使って覚えている。そのなかでも自分の印象、感想が一番記憶をたどる手がかりとしては強力である。だから、簡単な話がひとつひとつの英単語に「思い出」を作ってしまえばいい。「ありがとう。というのはthanksと言うんだよ」と100回言われるよりも、海外で会った美しい女性が100万ドルの笑顔とともに発した「thanks」1回のほうがthanksという言葉を覚えるうえでは、断然強い。

単語を覚えるのが面倒だという人は、いきなり海外に飛び込んでみればいい。相当の根気と覚悟が必要だと思うが、日本語を忘れるぐらい毎日英語漬けになれば、とりあえず単語は圧倒的に増える。後は文法さえわかれば鬼に金棒という状態になる。ただし、効率的にはあまりおすすめできない。ある程度の英語力を持って海外に行かないと、吸収力の点で不安が大きい。thanksという音が聞こえない、とかなぜsがつくのだ、というようなことが分かっていないと応用できないからだ。

さて、それでは日本にいながら単語を覚えるにはどうするか、ということを考えてみよう。単語は「思い出」を作るのが一番だと書いた。もし、それができなければ、後はたくさん「リンク」を作ることだ。松井さん=ヤンキース=ニューヨーク=背番号55・・・というように無限にリンクというのはできる。


それではどのようにそのリンクを作るか?についてはまた次回。

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