雑誌「旅」が最終号を迎えました
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こんにちは。山田祐子です。
冬真っ只中ですね。
末端の冷え性の私は、去年“耳”がシモヤケになってしまったので、
今年は、青森の旅館で買ったフワフワの“ラビットファー耳あて”で防寒しています。
雑誌「旅」が最終号を迎えました
http://www.shinchosha.co.jp/tabi/
季節がら、ファッション誌や情報誌で温泉や宿が特集されています。
ダウンライトの雰囲気ある写真に情緒あるコピーライト。
どれも、魅力的に感じますね。
ですが、取材の量や細かさでは、残念ながら雑誌「旅」とは比べものになりません。
宿は旅という劇中にある舞台装置にしか過ぎない思います。
「旅」は、そこで生きる人々というキャスティグ、観光資源という演出を提案し、旅をひとつの物語に仕上げてくれた雑誌だったと思います。
なぜ、「旅」が休刊になるのか。
それは、部数のせい?
なぜ、部数が伸びないのか?
それは、雑誌を「特集」とか「見出し」でつまみ食いする消費性向のせいではないでしょうか。
「旅」のように、「特集も見出しもあるけれど、その他の読み物も充実している」という必要がなく、「その他の情報は広告で十分」ということになってしまったのかもしれません。そのほうが広告収入も入りますし。
欲しい情報だけつまみ読み。
まさしくネット時代の情報収集の仕方。
そうではなく、「余白にこそ、教養や文化が詰まっている」という、余裕のある読み方が復活して欲しいものです。
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