CUDOって何か?
NPO法人 カラーユニバーサルデザイン機構のこと。
中学校時代の親友が色盲だった。そのことをいうときには悲しそうで、ときどき、「あーー、俺違いがわかんないから」といった。洋服の好みや、ちょっとしたアクセサリーが合うとか合わないとかの話しだった。
いろいろな障害が世の中にあり、それを隠したり、気にしないようにして生きている。弱いことや、できないこを口にすると軽蔑されそうな雰囲気があるからだろう。
伊賀公一さんも、色覚の異常のせいで、理科系から文系に進路を変えられたそうだ。あのなくなったステープジョブスが聞いたらさぞ喜んだろうと思うのだが、アップルのコンピューターが使えるようになって、色が使えるようになったそうだ。
彼のいうように「人間の色覚には多様性がある」という認識が常識になれば、ひとつひとつの小さな障害も乗り越えやすい世の中になっていくだろうと思う。動画や色使いのおおい画面が多いけれど、はたしてそれが、どれほどたくさんの人に役に立っているのか疑問だ。
今後の課題: 情報伝達における色使いに対する配慮を深める。色覚の差に配慮のない社会は奇妙というヴィジョンを持つ。
このコラムの執筆専門家
- 黒澤 文子
- (東京都 / 英語講師)
- 英語ぎらいの大人のための「飛ぶ教室」 主宰者
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