涼しく感じる色って？「寒色」ってことは青？

色彩心理・配色 2011-07-19 22:34

「暖色」「寒色」という言葉は、聞かれたことがあると思います。

そのまんま「暖色」は暖かく感じる色、「寒色」は寒く感じる色です。

暖色系はご存知のように赤やオレンジといった、「火」を連想させるような色たちですし、逆に寒色系は青を中心とした「水」を連想させるような色たちです。

では、「青」ならすべて涼しそうに見えるのでしょうか？

もちろん暖色系に比べれば涼しく見えます。

でも、青にもいろいろあります。濃い青や薄い青、鮮やかな青に濁った青、透明感のある青、蛍光色の青…

みんな同じでしょうか？色みの薄い明るい青(水色)のほうが、色みが濃く暗い青(紺色)より涼しく見えませんか？

組み合わせる色によっても印象は大きく変わりますが、単色で比べた場合、白に近い青のほうが涼しく感じられるはずです。

色は色み(色相)だけで構成されているわけではありません。明るさ(明度)や鮮やかさ(彩度)も複雑にからみあって作られています。

寒色の中にも違いがあります。

その違いを理解することで、より一層涼しく感じられる配色を見つけ出すことができるかもしれません。

ぜひ、いろいろな青をいろいろな色と組み合わせてみてください。違いを実感することができると思います(^^)

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