福岡でCoworking Space を考える <ファンプレイス> - オフィス建築・デザイン - 専門家プロファイル

中島ヒロシ
株式会社アドアルファ 代表取締役社長
福岡県
クリエイティブディレクター

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閲覧数順 2016年12月06日更新

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福岡でCoworking Space を考える <ファンプレイス>

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コワーキングに関しての投稿第3回目になります。

今回は
「今までのワークプレイスからファンプレイスへの変革」

コレは紺野登著「ビジネスのためのデザイン思考」という本から引用させてもらった言葉と考え方です。詳しくは本を読んでもらうとして、Coworking に関して考える私にとっては著者が言われるファンプレイスにはこの Coworking Space の要素が非常に大きな割合を占めるのではないかと思う。ワークプレイスという考え方自体も京都工芸繊維大学の仲教授という日本の大学では有数のオフィス研究室を持つ方のお話しからでした。今までの「オフィス」や「事務所」という名称から知的生産性に移行していくこれからのオフィスの総称だろうと思っています。


話を戻すと、この紺野登さんの本に書いてある「モノ的世界観」から「コト的世界観」への発想を私なりに「場」に落とし変えてCoworkingの概念的なものにしてみました。


今までの組織に属した働き方での個人の役割がそれぞれある。しかし必ずしも自分の特性にあったシゴトとは限らない、またはそこで自分の特性を決め付けてはいけないのではないか?当然この志向が強い人が独立をし新たな組織を創ったり、フリーランサーという道を選ぶとも思う。
そのフリーランサーや創業者は自らの時間や感覚でシゴトをするだろう。この図はそのフリーランサー達と組織の中で働くワーカーが出会い、プロジェクトを発生させていく過程での「場」を上記著書の言葉も借りて「ファンプレイス」位置づけた。今までは業界の情報はその組織に属して初めて知り得るものだったかもしれないが、インターネットが普及し上司も部下も関係なく業界や異業種の情報を瞬時にフラットに手に入るようになったのだから本来「場」は選ばないはずである。
こういう「場」が今後も増え続けることで、もしかすると現在の「主業」と「副業」などの境界線は無くなるかもしれない。イチ組織に属しながらも他のシゴトで得た知識・情報や人脈をあくまで「個人」が所有することが最も大切な「人間」としての価値も高めることになるかもしれない。
ワークシェアリングという言葉は今では一つの「シゴト」を数人でシェアするということではあるが、この先の少子高齢化を考えてみてもシェアされるのは「ヒト」の方であることを考えれば言葉そのものは変わるだろうが発展するだろうと思う。
さらにはイチ業種でなくとも、もっと言えば全てのシゴトに「対価」を求めなくても良いのではないか?男でも家事をして地域活動に参加して、ボランティアにも参加したり田舎で畑をかり平日でもシゴトが野菜の収穫になるのも悪くない。
日本人が思ってきた「オフィスに居る=シゴトをしている」価値観で海外から言われる「日本人は働き過ぎだ」を履き違え「プライベートを重視」「シゴトとプライベートは分ける」などの極端な発想になっているのではないか?当然個人差はあるだろうが海外のクリエーターはオフィスには「作業」と「報告」以外の価値はもっていない。そもそも同じ条件で入社し同じ環境や習慣の中で働いているヒト同士で「ブレスト」しても大きな変革の可能性は低いと考えるべきである。新入社員ならともかくある程度業界のことがわかっている人にとって、もはや社内に新しいアイデアはない!

これからフリーランサーの数が増え、日本ならでは帰属意識も保ちながら色々なワーカーが行き交い情報交換や「もやい」的な発想での協力を惜しまず「ブレスト」に飛び込んでいくことの出来る「場」がワークスペースをどんどん楽しくし、そこが紛れもない「ファンプレイス」となっていくだろう。コワーキングスペースは単なる会員制オフィスではなく、この「ファンプレイス」の入口になると思う。もっと日本にコワーキングスペースを点在させ、もっと世界と一体となりたい!

あ、まずは福岡もですね・・・。がんばります。


次回は多分【「モノのコト化」の前にモノがない私の「コトのモノ化それをコト化論」】とコワーキングスペースを私なりに交えてみたので。



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