コンクリートの建物は特別 - コラム - 専門家プロファイル

高安 重一
有限会社アーキテクチャー・ラボ 代表取締役
東京都
建築家
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コンクリートの建物は特別

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なんかひどく眠たい。
どこか悪いのか?とか花粉症のせいか?とも思い返したけど、
花粉症の強い薬も飲んでいないので、
たぶん足立区での保育園が上棟して安心したせいかと思う。
この保育園は鉄筋コンクリート造。昨日は型枠が全て外されてその形が初めて現れた。

上から下まで全部コンクリートの建物を造るのは4年ぶりくらいか?
地下だけコンクリートや、鉄骨や木造との混構造はあったけれど、
コンクリート全部って言うのはなんか嬉しい。。

コンクリートの建築に得も言われぬ魅力を感じるのは設計者特有のものかもしれない。
一般にはコンクリートむき出しの建物は嫌われる。
無機質だとか冷たいだとか言われることが多い。

設計者は近代建築の洗礼を受けていて、
組石造の時代からコンクリートに変わり、
大きな自由を手に入れたってことをすり込まれてきたからか、
コンクリートには魅力を感じてしまう。

またコルビュジェを始め、先人達のコンクリートの建築を見てきたせいか、
その偉業に憧れてしまう。

鉄骨や木造は決まったサイズの部材を使うことが多く、
コンクリートにはその制約はなく、全ての寸法を自分で決めなくてはならない。
鉄骨や木造は上棟しても骨だけだけれど、
コンクリートは屋根も壁も窓の開口部も一度に出来上がってしまう。
鉄骨や木造は、その後に間柱や胴縁などの二次部材を取り付けてから仕上げ材を取り付けていくが、

コンクリートは二次部材は無し、もしくはそのまま仕上げにもなる。

コンクリートは用・強・美を備えた建築を一気に作り上げる完全性や合理性が、
設計する者の満足度を高めているのかもしれない。

いずれにしても昨日の現場ではこれから行われる内装のイメージも決めたので、
あとは仕上げていくだけ。それでホッとして気が抜けているんだと思う。

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