- 増井 真也
- 建築部門代表
- 建築家
対象:住宅設計・構造
川口市にて立替を計画中の御夫妻打ち合わせを行ないました。
この住宅はご夫妻とその両親が住む家です。決して単純ではない家族の行動をスムーズに、そして快適に行うことができる住宅とするためには、普段の生活に踏み込んだ詳しいお話を聞かなければならなりません。例えば、お父さんは家族の団欒というよりは食事が終わるとすぐに自分の部屋に帰ってしまうなどの、どこの家族にも共通の、しかしながら設計作業中には見落としてしまいそうな行動パターンなど、興味深いお話を交わすことができました。
ちなみにこちらの画像はクライアントより送られてきたものです。コンセプトは「aquarium」又は、「glassslipper」。「水族館」、または「ガラスのくつ」という言葉にこめられた思い、個人住宅の面白さはここにあると思います。個人の住宅はそこに暮らすクライアントのこだわりがこめられたものでなければ意味がないのであり、それをこのような形で表現し、私達設計者に突きつけてくれることがまた大切なものであると思います。