生体為害性金属 歯科用金属が抱える課題 - 虫歯治療 - 専門家プロファイル

神谷 忍
神谷デンタルオフィス 藤沢インプラントセンター 理事長・歯科医師
神奈川県
歯科医師

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対象:一般歯科・歯の治療

赤岩 経大
(歯科医師)
赤岩 経大
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閲覧数順 2024年04月26日更新

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生体為害性金属 歯科用金属が抱える課題

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金属アレルギーについて

神奈川県藤沢市神谷デンタルオフィス院長 神谷 忍です

当院では、金属性修復物の使用について極めて慎重な対応を取っています

めざすは口腔内のメタルフリーです

ですから、新たにメタルの詰め物、被せものはいれないように、筋をとおしてがんばっています

メタルによる偽害作用、健康被害、アレルギーの問題から電磁波過敏症まで歯科用修復物が心身をむしばむとさえ

論じられています

実際アマルガムは50%水銀を含んでいます その毒物である水銀の溶出による健康被害が問題視されヨーロッパ

各国が歯科用への使用を禁止してから 20年ほどたちます

ニッケルクロム合金は発ガン性物質を含んでいると指摘されています

金銀パラジウム合金(保険診療でいわゆる銀歯)は、東京医科歯科大の金属アレルギー外来の統計では

年々アレルギー症状が増加傾向にあり、約半数の人に陽性反応がでていると報告されています

またドイツ保健省はアマルガムとならんで歯科医療では用いないように勧告しています

当たり前にいれられている、銀歯が大変なことになっているのを知らない、知らせられていないのは

なんと日本国民だけなんですよ

厚生労働省も大学も大抵の歯科医師も百も承知のことなんです

なぜなら自分の歯に銀を新しく詰め込んでいる歯科医師は誰もいません

社会的な問題は保険診療では金銀パラジウム合金のみが保険適応であるということです

世界的に見るとあまりにも滑稽で時代遅れ、何か大きな運動でもおきない限り厚生労働省は触れられたくない

できればしかとしていたい、こんな感じではないでしょうか

しかしこの状態は正常ではありません、きっと近いうちに全面禁止とかすべて外せとか アスベストの時のような

状況になるやもしれません

したがって 当院では金属の被せもの詰め物にたいしては極めて慎重な対応を10年以上まえからとらせて

いただいています できればメタルフリーでしょう

最近とくに評価がたかい新素材が 2ケイ酸リチウムガラスセラミックス 商品名 e-max pressです

400メガパスカルの強さといってもわかりずらいですが、今までメタルに盛りつけていたセラミックスで

60~100メガパスカルなんと、従来のセラミックの4倍の強さです

さらにすごいのが粘り気もあって割れたりかけたりしずらいです

圧力をかけたロストワックスという製法ですので、適合はきわめてすぐれています

従来の金属の鋳造法をしのぐ適合精度をと強さしなやかさを持ったセラミックこれは今のところ

当院の一番のおすすめのマテリアルです

 

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