- 小坂 淳
- 株式会社環
- 東京都
- ウェブ解析士マスター
対象:ITコンサルティング
Web サイトに集客したユーザーを逃さないために1
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アクセス解析・LPOの有効な活用方法
Web サイトに集客したユーザーを逃さないために
2007-08-17 00:00
Web サイトに集客したユーザーを逃さないために1
コラム「Web サイトに集客したユーザーを逃さないために(調査編)」ではSEO のキーワード選定といった集客面についてお話した。そこで、今回からは「集客したユーザーをどうすれば優良顧客にできるか」といった点を考えていきたい。
特に、ユーザーを逃がさない施策として今注目を浴びているのが LPO(ランディングページ最適化)である。この LPO とユーザーを逃さないためのアクセス解析活用法についてご紹介したい。
SEO・SEMで集客したユーザー、その後は?
実は、ユーザーの30%から40%は訪問直後のページで離脱してしまう。特に、広告などを行った場合、その割合は50%に達する事もざらである。
これは、キーワードの「ロングテール」と呼ばれている現在、関心の薄いユーザーが一定割合で訪れる事は避けられない点も否めない。
ただし、問題なのは「関心があるにも関わらず、何らかの理由で離脱した」ユーザーがいることである。この離脱ユーザーは、「お目当てが見つからない」といった理由で離脱していると考えられる。
これらの関心のあるユーザーをただ野放しに離脱するままにしては、穴の開いたバケツで水を運ぶように非効率的であり、結果としてどんなに集客を一生懸命行っても、Web サイトの効果は思ったほど良くならない。
そこで、その理由を把握して、Web サイトに関心のあるユーザーをきちんと関心のあるコンテンツに誘導する事で逃がさないようにするが必要となる。
続く
LPOといえばシビラオプティマイゼーション