貴乃花親方当選!
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2010-02-01 16:52
7表しか取れないのでは?と懸念されていた得票も10票を得て、
2名が立候補した立浪一門の大島親方が落選した。
立浪一門も、一門内予備選の後、再度立候補を表明した友綱親方が
当選しただけに、しこりが残りそうな気がしますね。
このところ不祥事が続く日本相撲協会だけに、当事者たちが感じなくとも、
外から見ている我々からすれば、改革が必要な組織ではないかと感じます。
貴乃花親方が声高に叫ぶ改革がたとえ独りよがりな部分があったとしても、
改革の必要性を感じない守旧派と比べればましな気がする。
それだけ外の感覚とずれてきてしまったのだろう。
この点は、行政改革や政治改革と同じだと思う。
国民全体を覆っている危機意識を感じずに、政争を続けているだけであれば、
国民の信頼は離れたまま、政権はその手に戻ってこないでしょうね。
相撲協会も同じ。
朝青龍関の不祥事への対処も、自助努力では限界に達してきたのではないのか。
今回のあからさまな貴乃花潰しの動きが、協会の現状を憂う一部の親方衆の
反発を招いたことが、貴乃花親方当選、大島親方(現職)落選という結果に
つながったとすれば、協会の改革は急務と言わざるを得まい。
遺恨はともかく、大島親方が落選することになった現実を受け止め、
落選原因の本質を見極めて頂きたいものだ。
それが相撲ファンの願いであることも忘れてはならない。