強風狂想曲 - コラム - 専門家プロファイル

平 仁
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東京都
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閲覧数順 2024年04月23日更新

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強風狂想曲

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昨日からの強風は、様々なところで、波紋を引き起こしている。

昨日は、次のような痛ましい事故があった。
23日9時55分日刊スポーツネット記事はこう報じた。

浦和のサポーターが重軽傷を負う事故が発生した。
22日午前11時15分ごろ、さいたま市浦和区にある浦和の練習場
「さいたま市大原サッカー場」で、鉄製の門扉の1枚が強風で突然倒れた。
門扉越しに練習を見ていた同市内の男性会社員(37)が下敷きになり、
右足骨折などで全治3カ月の重傷を負った。
また、同市内の女子学生(21)が頸椎ねんざなどで全治2週間と診断された。
クラブは事故の原因となった門扉の使用をすぐに取りやめ、再発防止の
ための対策を講じるとした。

選手たちがミニゲームをしているすぐ横で、事故は起こった。
午前11時15分ごろ、大原サッカー場の北東に位置する鉄製の門扉の1枚が、
強風のために突然倒れた。
見学していた男性会社員が下敷きになり、女性1人は門扉に接触し、転倒。
同23分に救急車が到着し、2人は救急隊の手当てを受け、さいたま市内の
病院に搬送された。

事故当時は約250人のサポーターが練習を見学中で、敷地外の門扉の前には
10人ほどいた。
21日の磐田戦に先発したメンバーが、マウンテンバイクによるクールダウンを
行うため、同10時半過ぎに門扉からグラウンドの外に出ていたが、この時、
門扉は開いていた。
同11時過ぎに選手が戻り、クラブスタッフが閉めていた。

アメダス埼玉によるとこの日は、同時刻ごろにさいたま市内で最大瞬間風速
15.3メートルを記録したほど、強い風が吹いていた。
門扉の前にいた女性サポーターは「フワッと浮いて、倒れてきた。
まさかこの門が倒れるとは…」と、驚きの表情で振り返った。
鉄製の門扉は大原サッカー場が完成した93年5月からあるもので、
高さ295センチ、横277センチ。
2本のレールの上を横に移動させて開閉するもので、重さは150キロあった。

負傷した女性は、後頭部の打撲と頸椎ねんざで全治2週間と診断され、
この日のうちに帰宅。
下敷きになった男性は右足2カ所の骨折と、頭部の打撲で全治3カ月と
診断され、そのまま入院した。
2人ともCTスキャンによる検査では異常はなかった。

浦和署は事故の原因を強風とみている。
クラブは、この日の夕方に門扉の使用を取りやめ、代わりにフェンスを設置。
今後、施設の安全点検を行っていくという。
今回の事故に対し、藤口光紀社長は「ケガをされた方々に深くおわび
申し上げるとともに、一刻も早い回復を心からお祈りいたします。
早急に事故の原因究明をし、再発防止に向けて対策を講じます」と
クラブを通じてコメントした。



また、今日も強風が原因と見られる事故が、成田空港で起きている。
23日9時36分KYODO NEWSはこう報じた。

23日午前6時50分ごろ、成田空港A滑走路で、中国・広州発の定期貨物便が
着陸に失敗、炎上した。
強風にあおられたとみられる。
国土交通省成田空港事務所によると、乗っていたのは機長と副操縦士の2人。
千葉県警によると、午前8時ごろ、2人を機内から救出し、病院に搬送。
搬送先の成田赤十字病院によると、2人の死亡を確認した。
事故当時、最大瞬間風速約20メートルの強風が吹いていた。



昨日は、私も、松戸に向かう新葛飾橋で、車が横風にかなり振られました。
私の車はブルーバードシルフィですから、車高の高くないセダンですが、
それでも、意識してハンドルを切らないと隣の斜線にはみ出すほど
振られましたから、ワンボックス車などは、かなり大変だったんでしょうね。

紹介した記事でも、大原サッカー場の門扉が倒れるとは、信じられません。
よくある門扉ですが、あのサイズでもあおられることは、沖縄、奄美地方や
鹿児島、高知など、勢力が衰えていない台風の直撃を受ける地域以外では
正直なところ、信じ難いものがあります。


自然の猛威をなめると痛い目に合いますね。

島の感覚では、風が吹き出してから屋根を直すなんてバカな真似は
ありえないですね。
風が吹き出す前に直していなかったのが悪いので、命が惜しければ諦めろ、
ということなんですね。

それだけ風の恐ろしさを知っているというべきでしょう。

私は足元が不安定な状況が大の苦手なのですが、
家が浮き上がる感覚が怖かったんでしょうね。

あらためて自然の猛威を感じるニュースが続いてしまいました。
これ以上、事故が起きないことを願いたいものです。