内閣改造報道を機に、政治について言いたいこと
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2008-07-31 12:52
福田首相がやりたい政治がこれで見えてくるのかが知りたいですねえ。
残念ながら途中で投げ出す形になってしまった安倍政権から、
トップの首のすげ替えだけで誕生した福田政権はこれまでで
安倍政権の負の遺産を払拭できたのか、不安材料は多々あるようですが、
日本経済の底辺からの復活を早期に図るためには、
一日も早い政治の安定が必要だと思いますので、
福田政権がわが国をどこに連れて行きたいのか、一日も早く、
その展望を見せて頂きたいものです。
ところで、私は大学に限らず、あちこちで
「選挙には行って下さい」と訴えています。
どこに入れろだとか、誰に入れろだとかは、正直どうでもいいんです。
自分の行動に責任を持って欲しいから言うんですね。
投票に行かない国民は「入れる人がいない」だとか、
「俺一人いかなっくったって何も変わらないし、いったって変わらない」
だとか理由を考えていることでしょう。
しかし、政治家の意識は選挙で我々国民が行動をしないと変わらないですね。
「入れる人がいない」なら無記名投票したらどうですか?
いないと意思表示すべきではないのですか?
当選者の得票よりも無効票のほうが多い場合って、
当選者は有権者に認められたと堂々と胸を張れますかね?
そういう時代がもし来るとしたら、その瞬間は真っ暗闇かもしれませんが、
その先の未来は開けるかもしれません。見たくはありませんが・・・
だってそうでしょう。
国民がはっきりと自己主張できる国民になったのだから。
また、このことに公憤して、政治に命を捧げる方が出てくる可能性が高いですから。
我々は「誰もいない」といっていますが、
そんな政治家を間接的に選んでるのも我々なんですね。
いないならいないで、不適切な方を落選させるよう、
投票に行くという簡単な努力さえしない国民が多すぎるように思います。
自分で選んでおいて、今更文句を言うなんて卑怯ですよね。
小泉さんの改革は確かに新鮮でしたね。
ただ、小泉さんのやり方は、
「自分のことは自分でやる自己責任社会の構築」にあったはずです。
ところが、地方はそこまで手が回らず、結果として、
「宮崎のセールスマン」として全国を走り回っている東国原知事ら
一部の例外を除くと、自分のことを自分でやりきれない自治体が
悲鳴を上げて、「地方切捨て」と叫んでいるのが実情でしょう。
ただ、切り捨てられた地方さえも
小泉さんを礼賛していた事実を忘れるべきではないでしょう。
もう国民の関心は、福田さんの内閣改造ではなく、ポスト福田であり、
次の総選挙でどちらが政権をとるのかに移っているように思います。
ポスト福田といわれている方だけではなく、民主党の中にも、
私は個人的に、将来を託すことを期待したい方もいらっしゃいますが、
まずは現状をどう打開するのか、お手並みを拝見させて頂きたいですね。
そして、何よりも、政治家の皆様には、
国民のために汗をかいている姿をもっと見せて頂きたい。
日本の政治家はマスコミを使ったアピールが下手すぎる。
タレントになれとは言いませんが、
自分がやってきた政策がどういうもので、
今後の検討課題として何があり、どういう障害があり、
それを打開するために、どういう対策を打とうとしているのか、
アメリカの大統領予備選を見ながら、
わが国の政治家の密室度の高さを感じずにはいられませんでした。
皆さん、選挙には必ず行きましょうね。