日本の伝統色 - コラム - 専門家プロファイル

須永豪・サバイバルデザイン 
長野県
建築家
専門家の皆様へ 専門家プロファイルでは、さまざまなジャンルの専門家を募集しています。
出展をご検討の方はお気軽にご請求ください。

日本の伝統色

- good

■2006.01.30(mon)
日本の伝統色』『フランスの伝統色』『中国の伝統色』
欲しかった色見本帳を手に入れた。
それぞれ約300色ずつ。
各色の名前とその由来が書かれていて、
喫茶店のコーヒー回数券のように、ミシン目からピリピリと切り取れる。
自分の仕事用とコドモの遊びように1セットずつ、
ワサッと色のチップを作ることにした。
ピリッ、ピリッ、ピリッ、ピリッ、ピリッ、
無心で機械的に切り取り作業に没頭していると、
頭は勝手にいろんなことを想像する。
日本の伝統色って淡いのかなと思いきや、けっこう濃い色が多い。
中国は皇帝とか王宮とかのイメージがあるので派手なんじゃないかと思いきや、
意外にどの色もくすんで、泥っぽい灰色がかっている。
フランスは、表現豊かな鮮やかさ。
色と色の相性が、
どれとどれを組み合わせても、バッチリきまる
カラーを熟知しているような色の作り。
この違いは、なんでだろう?
その地域ごとの土の色の違いなのかな?
焼き物の色?
料理の色?
食材の色?
植物の色?
花の色?
布の色?
染料の色?
草木の色。
色について、その由来を考えていると、
日常の普通の生活の中で見飽きるほど見てきたものに、
それぞれ名前が付けられ、
『色』という「モノから離れた表現」として独立した概念になっていったのだろう。
たとえば「鮭の色」と言っても
それをマリネで食べているか、塩焼きで食べているか、
調理法の違いで馴染みの色は変る。
そうかぁ・・・。
色ってヤツには文化や歴史がそのまま映し出されているんだ。
たったこれっぽっちの色見本帳だけど、
山のてっぺんで満天の星を眺め、宇宙を感じるように、
目では見えないその向こうに、壮大なロマンがあるよ。
ちょっと・・・・・・見せたいなぁ。
だれかに、この面白さを見せたいなぁ。
 |  コラム一覧 | 

カテゴリ このコラムの執筆専門家

(長野県 / 建築家)
須永豪・サバイバルデザイン 

人間らしい「サバイバル」ってなんだろう?

安心して寄り掛かれるおおきな木のような存在感と、ジャングルジムのような自由さと、楽器のような豊かな響きがある空間。そういうものを、木でつくりたい。