ヤバそうなやつ
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2005-11-21 04:42
地下鉄に乗ったら、目の前にヤバそうなやつが立っていた。
色白で見るからに不健康、目は宙を泳ぎイッてしまっている。
(あぁ、気持ち悪いから、近づかないようにしよう。
こういうヤツが、家で爆弾とかサリンとか作ってたりするんだろうな・・・)
なんて勝手な推測を一通りした後、
ふと見ると、そいつの足下にギターケース。あの薄さはエレキギター。
その瞬間、ホッと胸をなで下ろしてる自分に気がついた。
(なーんだ、ロックンローラーのつもりなのかぁ。
ミュージシャンに憧れてるカワイイやつじゃないか。
ヘンな目で見ちゃってゴメンゴメン。)
・・・そういう時代なんですねぇ。
かつてはロックとエレキギターは不良で恐れられていたらしいのが、
僕らが始めた頃はロックは充分に市民権を得ていたし、
そして今では、ロックというスタイルに酔ってるニイちゃんなんて、かわいくて罪が無いよね、
なんていう安心感まで感じてしまう。
世の中がヘンに物騒になったのか、ロックが手なずけられたのか、
いずれにしても、そういう時代なんだなぁ・・・。
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このコラムの執筆専門家
- 須永 豪
- (長野県 / 建築家)
- 須永豪・サバイバルデザイン
響きあう木の空間
森や山と人、地球が健全に回っていく様子を見届けたい。 木を街に届け人の営みに森をもたらし木が、森が、地球が、生命が、人が、そして星々や宇宙までもが響あいはじめるそんな木の建築空間宇宙の意図が起動する響きあう木の空間をつくろう