屋根の切妻部分にある人字型の板の事を言います。
RC造の建築が増えていますが、社寺という特別な建築でいかに表現できるかが大切になってきます。
破風は型枠大工さんが製作することもありますが、軽量化を図るためにGRC(ガラス繊維補強セメント)を使用しています。
この素材だと、比重も通常コンクリートの1/3程度で、さらに製品自体を薄く出来るのでかなりの軽量化につながります。
今回の現場は下地が木構造の上、ひとつの製品長さが6m近くあるので、GRCで製作できるのは作り手としても良いですね。
「コンクリートから人へ」なんてフレーズを最近よく聞きますが、コンクリートを駆使し日本文化を表現できる製品を作るのも人なんですよ。