クライアント体験3−ツライが捨てる原稿もある - ホームページ・Web制作全般 - 専門家プロファイル

原島 洋
株式会社ウェブマスターズ 代表取締役社長 プロデューサー
東京都
Webプロデューサー

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閲覧数順 2024年04月24日更新

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クライアント体験3−ツライが捨てる原稿もある

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クライアント体験の3回目のコラムです。
普段はウェブサイト構築の仕事を受注する側である自分が、自社サイトのリニューアルを通してクライアント側の立場を体験するという貴重な出来事。この体験から感じたことを書いています。

1回目は普段の仕事に平行して原稿を書く大変さを、2回目は目的の共有でスタッフがネタを出してくれることを、書きました。今回は、原稿の編集、ブラッシュアップについてです。


いったん書き上げた原稿を冷静な目で編集するのは難しいです。制作スタッフは、私が書いた原稿を書き直したり順番を変えたりしながら、ウェブサイトを形にします。その中で、切り捨てられる部分が当然に出てきます。

私の原稿の表現が分かりにくく、それをリライトしてくれている場合は、納得がしやすいです。意図は残っていますので。しかし、ネタを丸ごと削除するケースもあります。これがなかなかツライ。書いた身としては、それを復活させたくなるんですね。何かしらの思いがあるから、言葉が出てきているのですから。


しかし、ここで基本に戻る必要があります。ウェブサイト構築の目的です。自社サイトの目的は、サイトの構築やリニューアルを私の会社に任せようと思ってもらうことです。ウェブサイトの構築方法を習得するための教科書やマニュアルではない。私の苦労話を伝えることでもない。

書きたいと考えたウェブサイト構築のノウハウが10あるとして、目的達成のためにどう見せるか。10を余す所なく掲載するか。全てをダイジェストにして10を掲載するのか。3つに絞ってじっくり掲載するか。これは、私たちが唱えている『伝わるサイト』を自分たちが実践することに他なりません。


この体験を糧に、クライアントの気持ちを配慮しつつも目的達成にフォーカスして、クライアントと丁寧にコミュニケーションして、良いサイト、『伝わるサイト』を作っていきます。