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本橋 信次
エフアンドエムネット株式会社 代表取締役社長
ITコンサルタント

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閲覧数順 2016年12月07日更新

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初めまして、エフアンドエムネット株式会社の本橋です。

今回はコラム第1弾ですので、私自身を知っていただける内容にしました。

私がコンピュータ関連の仕事に従事したいと考えたのは・・・
高校3年の夏、インベーダーゲームが大流行していた頃です。
1回100円という金額に悩まされていたのですが、ふと「自分で作ったらタダ」という考えに至ったことがきっかけです。
それから慌ててコンピュータ関連の学部学科を探し『情報工学科』を目指すことにし、受験勉強に勤しんでいたある日、またふと、気付いたのです。
「コンピュータを作りたいんじゃない、コンピュータを利用したいんだ。これからの世の中はコンピュータが普及して来るに違いない、コンピュータを理解してないとコンピュータに使われる人間になってしまう。コンピュータを使う側にならなくてはいけない!」と考え、それまで目指していた工学部はやめて経営学関連の学部学科を目指すことに方針転換しました。

大学では主に会計を学び、コンピューターに関しては情報処理受験対策として独学した程度。結局、専門知識には遠く及ばない状態で就職活動を行い、ソフトウェア開発業社(今でいうSIer)に就職しました。
当時(1980年代)のこの業界では、開発する対象は事務系と制御系に大きく分かれており、大学で会計を学んだ私は事務系開発と思いきや、制御系開発の部門に配属され、アセンブラ言語によるマイコンシステムの開発でプログラマーデビューしました。

最初は工場に置かれた装置をコントロールするシステムの開発で、信号やセンサーからのデータを処理するものですが、こんな小さなシステムでも一歩間違えば人命に係わるものもあり、システムの信頼度が如何に重要かを学びました。
そして、装置のコントロールで始まったものが、経験を積むことで、複数の装置の集合をコントロールするものになり、ラインをコントロールするものになり、やがて工場全体をコントロールするものに拡大していきました。
そうすると、システムの信頼度も重要なのですが、納期がとても重要になり、納期が遅れたら工場の稼働も遅れ、損害賠償などといったことにもなりかねないこともありました。
また、扱う情報が信号やセンサーのデータではなくなり、人間が入力したり、人間が見るものを出力したりするようになり、お金に関するデータも出てきました。
工場では生産計画や生産管理といったシステムがあり、ようやく大学で勉強したことが役立つようになったというものです。
ここでは企業の財産と言われる<人・モノ・金・情報>これらすべてを扱うことになりましたが、この経験を活かして1990年代はERPパッケージの導入を担当することになりました。

ERP(Enterprise Resource Planning)は企業の資源を有効活用するように計画することで、それを実現するパッケージソフトをERPパッケージ(あるいはERPソフト)と呼びますが、一般には「ERP」と言えばこれらのパッケージソフトのことを指すようです。
ERPパッケージは企業の全業務を網羅した業務システムとして導入するのが効果的であるため、そのような導入をするわけですが、新しいシステムを入れると多少なりとも業務に変化が発生し、業務に携わる人に影響が出ます。
これを全社的に行うわけですから、その影響の大きさは測り知れません。
高価なシステムを導入したのに十分に使われない、あるいは導入途中で断念する。そういったケースも見てきました。
システムは使っていただいて初めて効果が出る。使っていただくということが如何に大事なことであるかを学んだ時期でもありました。
使っていただくためには、作る前に状況を把握し、分析し、要望を集め、出来上がりイメージを作り、評価していただくといったことが重要な作業でしょう。
これらの作業はそれぞれ重要ですが、難しいのは出来上がりイメージだと思います。
お客様のところにどんなシステムを入れたら業務がどうなるかを自分の頭の中でシミュレーションし、自分で納得できたらそれを資料にし、いろいろな人に見ていただいて意見をもらって、それを設計書にフィードバックさせる。
対象の業務や環境など状況によって千差万別ですから、この作業をマニュアル化することは難しく、担当者のスキルに依存する度合が非常に大きい作業フェーズです。
また、使っていただくためには教育が必要です。
システムの操作方法はもちろん、運用手順や入力ルールなどを使う人全員に習得していただかなくてはなりません。
業務フロー図や操作マニュアルなどの資料を作り、各地で集合教育を行ったりしました。
私が企業内教育について取り組み始めたのもこの時期です。

企業内教育ということでは、ソフトウェア業界は技術の進歩が激しいため、どんどん新しい技術が生み出されていきます。
このため、常に学んで伝えるという姿勢を持つことが重要ですが、思い起こせば入社する前の内定者教育を受けるころから、国家試験対策や新技術などの教育に関与し、教わる側も教える側にもなって来ました。
この頃から社内教育の効率化ということに傾注し、eラーニングへの期待も高まった時期でした。

1990年代後半、Windows95がリリースされ、インターネットの商用化が進み、インターネットを利用したシステムが急速に成長しました。
eラーニングもパソコンにCDを入れて行うものから、クライアント/サーバー型になり、さらにインターネット経由のものが出始めました。この仕組みはWBT(Web Based Training)と呼ばれ、Web技術ないしWeb環境を利用したeラーニングとして普及し、現在ではeラーニングとほとんど同義語のように使われています。

2000年代は次のコラムでご紹介します。
乞うご期待。