トレチノイン・ハイドロキノンの使い方の続きです。
初めてトレチノインやハイドロキノンを使う方にお勧めなのは、2つを混ぜて使う方法です トレチノインのほうが刺激が強いので、まずはトレチノイン1:ハイドロキノン9ぐらいの割合で手のひらでよく混ぜて、使ってください。大丈夫そうであれば、トレチノインの割合を少しずつ上げていくようにしましょう
また、最初のうちは、洗顔後、保湿剤を塗ってから塗ったほうが無難です。慣れてくれば、洗顔後すぐの肌に乗せてもOKです
あと、お顔全部に塗るのはやめておいたほうがいいです やりたくなる気持ちもよくわかるのですが、鼻の周りとか口のまわりなどは皮膚が薄いので、荒れてしまって、かえって肌がキタナクなってしまいますシミの部分にピンポイントに、あるいは、頬やおでこ、顎といった角質や毛穴が気になるところにだけ使うようにしましょう
最後に、慣れてきた人がやりがちなのは、ネットなどで手に入れて自己流の使い方をすることです 最初にご説明したように、トレチノインやハイドロキノンはかなり効果がある“お薬”です。効果があるということは、リスクもあるということ。何かあったときのことを考えて、絶対に医療機関で医師の指導のもとで使ってくださいね
適当に使うと肌がボロボロに剥けてかえって悪くなったりもします。自分の肌にはどれくらいの濃度のものが適しているのか診断してもらい、経過を診せつつ適切に使うことで、早く安全に美しくなることができますよ
※しのぶ皮膚科では、トレチノイン、ハイドロキノンを取り扱っています。ご希望の方は窓口で相談ください(基本的に受診が必要となります)。
しのぶ皮膚科https://sclinic.jp/
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このコラムの執筆専門家
- 蘇原 しのぶ
- (東京都 / 院長 皮膚科医)
- しのぶ皮膚科 院長 院長
皮膚科医だからこそ提供できる質の高い美容医療を
皮膚科・皮膚外科歴15年。 ヒアルロン酸、ボトックス治療に造詣が深い。 オールアバウト美と健康のガイドでもあり、執筆、テレビ、ラジオ、などのメディア活動も精力的にこなしている。日本アンチエイジング外科・美容再生研究会認定医。