シリーズ初のアーティストは「富谷 智(トミヤ サトル)」さんです。
私が在籍している武蔵野美術大学の関係でお会いしたのですが、
とにかく目力がすごい。目が大きい、というのがお会いした第一印象です。
昨日、南青山のギャラリーワッツで開催されている、
「蜂巣の夢 Dream of bee-hive」という作品展に行ってきました。
http://www.wa2.jp/
鉄鋼を用いて家具を作っているということで、インテリアコーディネーターとしてはこれは是非見に行かなくては!と早速出向きました。
鉄鋼という材料は人の手の跡を吸収して、そのアーティスト自身の人柄の温かさを映しだしてくれる不思議な素材です。
この素材を作った150ミリを基調にしたシンプルな家具は、そのシンプルさゆえに存在感がありました。
単なる家具ということではなく、どこか彫刻的な、突き放していて、それでもどこかお友達になれるような、そんな家具たちでした。
機会があったらモデルハウスのプランに盛り込んでいきたい家具たちでした。
イタリアのカルロ・スカルパという建築家もこの鉄鋼という素材が好きでした。
建築に限らず、経年変化やそれを扱った人の歴史が刻まれていくものって人に優しく印象に残りますよね。
いつまでも変化のないものより愛着を持てる気がしています。
「蜂巣の夢・富谷 智展」は今週の土曜12/13(〜17:00)まで開催をしています。
お近くにお立ち寄りの際には是非、ご堪能くださいませ。