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閲覧数順 2024年04月25日更新

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ぴったりの恐怖、、、

- good

エッセイ

From 真山英二(さのやまえいじ)

 

ガチャ、バサッ、、、

 

冷蔵庫にマグネットでついてる

給食の献立表が落ちる。

 

拾った紙をマグネットで

同じ場所にはりつける。

 

うちの冷蔵庫を全開にすると

必ず起こる儀式のような作業です。

 

最近は、年少の下の子も

自分で冷蔵庫の扉を開けるので

そんなことが頻発します。

 

正直なところ、

ちょっと、「ああぁぁ、、」と思います。

 

でも、なんで毎回そんなことが!?

 

それは、

 

「ぴったり」

 

だからです、、、

 

もう5年前になりますが、

我が家を建てる際に、

かなりこだわって設計した

キッチンです。

 

ちなみに、家を建て直す前に、

冷蔵庫を新調していました。

 

キッチンを決める際に、

いろいろな配置を綿密に計算し、

その冷蔵庫が

「ぴったり」

入るようにしたのでした。

 

引越しの時に、引越し屋さんから

「ここまでぴったりなのは

なかなか見たことないです。」

と言われたのをちょっと誇らしく

感じたのを覚えています。

 

でも、悲劇はすぐ始まりました。

 

引越しの日、買い物を終えて

食料品を入れようとした時です。

 

冷蔵庫の扉が全開に開きません!

特に向かって右側の扉は、

階段の壁にぴったりなので、

理論的には最大開いて90度まで。

 

実際は、冷蔵庫の扉の厚みがあるので

90度までも開きません。

 

ちょっと大きなものを入れるのに

とても気を使います。

 

そして、冷蔵庫の扉に

マグネットでいろいろな

ものつけ始めると、、、

 

扉を開け切るたびに、壁に扉が当たり、

マグネットが落ちる、、、

 

そんな状態です。

 

冷蔵庫の扉を開けさえしなければ

「ぴったり」と収まっていて

とてもスタイリッシュで

いい感じなのですが、、、

 

実は、我が家では、同じようなことが

洗面所のドラム式洗濯機でも

起きています。

 

もともとあったドラム式洗濯機が

ぴったり入るように設計しました。

 

ただ、悲劇はその数年後に、、、

 

その洗濯機が故障しました。

年数も経っていたし、

使用頻度も多かったので

新しく買うことにしました。

 

故障品を引き取り、

新品を持ってきてもらいます。

 

そこで問題発生です。

 

ぴったりすぎて、

故障した洗濯機を運ぶのに

手を入れて力をかける

場所がありません。

 

運搬業者の人が複数で作業

できないのです。

 

来てくれた人、一人では

うちの大型ドラム式洗濯機は

重くて動きません。

 

最終的には、運搬業者で

一番の力持ちに来てもらって

扉を開けて、手を突っ込んで

腕力に任せて移動してもらいました。

 

とにかく、「ぴったり」は

実用上は危険です。

 

デザインと実用性の両立は

永遠のテーマだとは思います。

 

両立できれば最高に素敵だと思います。

 

もし、注文住宅で家電や家具を

ぴったり配置する場合、

実際にその家電や家具を使用した

シミュレーションを何度もしてください。

 

高さ、奥行き、可動部分(扉など)の開閉、

コンセント、排水等のすべてを

できるかぎり詳細に想像してください。

 

そして、そうはいっても

少しだけゆとりをもたすことを

おススメします。

 

「ぴったり地獄」にはまらないように、、、

 

素敵なマイホーム探しをたのしんでください。

 

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