過去にとらわれず 未来に求めず - 婚活全般 - 専門家プロファイル

橘 凛保
社団法人橘流恕学アカデミー 理事長 講師
東京都
マナー講師

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閲覧数順 2024年05月01日更新

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過去にとらわれず 未来に求めず

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講習
一般社団法人橘流恕学(じょがく)アカデミー

http://tachibanaryu.net/


過去にとらわれず 未来に求めず

つまりは今を精一杯に生きる



かつて「桜の花のように生きて潔く散りたい」と思ったことがありました


「願わくは はなのもとにて 春死なむ
           その如月の望月の頃」

西行法師が実にうらやましいと

美しいうちに潔く散りたいと

でも 桜をよくよく見ていると

どんなに強い風が吹いても雨に見舞われても

散らないで咲いている時期があります

そして あるときを経て散っていることに気づきます


桜の花の一輪一輪も 

それぞれの一輪が

なんらかの役目を果たしてから散るのだということに気づきました


きっと 私たち人間も

役目を果たしたとき命がなくなるのではないかと感じました

命の終る日は 意味のある日なのではないかと

それがいつなのかはわかりません・・・

若くしてなくしてしまう命

長寿を全うする命

その長短にはよらないのでしょう


だからこそ 「今」 なのだと感じます

「今 今 今」の連続が 「過去」であり「未来」です

今をたんたんと生きる

これに尽きるのではないかと感じます


どのような亡くなり方でも ちゃんと意味がある

そんなことを桜の花にたとえたのではないでしょうか


西行の真意を書くことはまかりならぬとは思いますが

出家の折の歌からもそんな解釈も可能かと感じます


「惜しむとて 惜しまれぬべき 此の世かな
        身を捨ててこそ 身をも助けめ」



さてこの「花」の解釈に「梅か桜か」があります

万葉集には「梅」がたくさん詠まれていたといわれています

西行の時代の花は桜が多く詠まれていたことからも

この「花」というのは「桜」だとする説をとりました


「如月の望月の頃」は

如月が現在の暦ではひと月ほどおくれの3月

その望月と言えばほぼ桜の季節と解釈ができます


またお釈迦様のご命日という説があります

出家の身としてこの日を胸に刻んだのも納得のいくところです


「今」

禅の言葉に「而今(にこん)」があります

まさに「今」という意味です



過去にとらわれず 未来に求めず 「今」を生きる

カンナ・プロジェクトのこの12年はまさにこれでした


2016.4.3の九段下の桜です




一般社団法人橘流恕学(jyogaku)アカデミーhttp://tachibanaryu.net/


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「恕」の精神を伝えています
「恕学」とは「自分を受け入れること」「相手を受け入れること」「互いに想いを馳せ合うこと」「相手の身になる」を実践して豊かな人生を送るための学びです
 

橘 凛保(Riho Tachibana)