一年前私は、白班専門病院の新宿皮フ科で、シンガポールからいらしたドクターにヒアルロン酸注入のレクチャーを受けていた。
ヒアルロン酸注入のとりこだった。美しくなり狂喜する患者さんの姿を見るたびに、「美容医療は邪道じゃない、人助けだ」と思うようになった。
「今日誕生日なんです」
通訳にいらしていたノアージュの今泉明子先生に、わたくしごとを話す失礼をした。
しかし多忙な大先輩は、その数日後にバースデープレゼントを送ってくださった。心のこもったカードとともに。
感動した。
今年の10月17日、わたしは高輪皮膚科・形成外科の外来診療をしていた。
中学生の患者さまより、
「お誕生日おめでとうございます」と言われた。
「なぜ知っているの?」
「ツイッターでフォローしているんです」
新宿、高輪、そして来年は、、、
どこで誰と過ごすのだろう。未だ会ったことのない誰かと、行ったことのないどこかで誕生日を迎えるのだろうか。
なにものでもない私。
一人の力では何もできない。
それをあらゆる場面で支えてくださる人たちのお陰で今がある、、
「お陰様」
39年前
父親はやっとできた初めての子に「忍耐強い子であるように」との願いを込めて、「忍(しのぶ)くん」と名付けると決めていた。男児と信じていたそうだ。
それがわたしで、
あいにく、女だった。
現実対応能力の高い父親は、思い描いた夢をアッサリと諦め、わたしに、女らしい人生を望んだ。
「女なんだから医者なんてならなくていい。家庭が持てない。大変すぎる。」
幸せな人生だ。
一年に一度、初心に返り、両親に感謝する10月17日(誕生日)
お陰様です、「OKAGESAMA」
お父さん、
女は、いいものだよ
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フジテレビ ウワサの食卓に出演しました
このコラムの執筆専門家
- 蘇原 しのぶ
- (東京都 / 院長 皮膚科医)
- しのぶ皮膚科 院長 院長
皮膚科医だからこそ提供できる質の高い美容医療を
皮膚科・皮膚外科歴15年。 ヒアルロン酸、ボトックス治療に造詣が深い。 オールアバウト美と健康のガイドでもあり、執筆、テレビ、ラジオ、などのメディア活動も精力的にこなしている。日本アンチエイジング外科・美容再生研究会認定医。