"みんなで、「自分は弱い～」といっちゃいませんか？"

自分の会社のトップに、強い尊敬の念と憧れをもっている人が多くて、感心する。

「うちの社長はかっこいいですよ～、若くてダンディで、オシャレで、赤のバイクに白のパンツで乗っていて、みなの憧れです！」
というような、文句をスラスラスラ、と社員がとなえるのだ。



TOPで会社は決まるというけれども、そういうことなのだろうな。
かっこいい。確かに。All About 代表取締役兼CEO 江幡哲夫氏

どうしてこういう、完璧なトップがいるのだろう。うらやましい限りだ。


わたしは、自分が弱くてデキソコナイの人間だと断言できる。

これでずっとやってこれたのは、周りが優秀な人ばかりだったからだ。


もっと勉強しろ、だとか、もっと良い母親になれ、とか毎日のように言われる日々。もう３８なのに。

できの良い人に、できの悪い人のことなんてわからないであろう。
「ハイ、アナタノオッシャルトオリデス。ワタシハモット、ベンキョウガ、ヒツヨウデス。」



しかし、しょうがない。

デキソコナイなりに努力してきた、勉強してきた、ありがたい助言に従おうと必死だ。信じてはもらえないだろうけれども。


ジャイアンはジャイアンで、スネ夫はスネ夫、ジャイアンが好きな人だってきっといる。


「自分が弱くて、どうしようもないからこそ、弱くなっている人こそが大好きなのだろうな～」

そんな話をしていたら、


『みんなで、「自分は弱い～」といっちゃいませんか？』と言われた。

賑やかな沖縄料理屋さん。
大声じゃないと、会話が聞こえないベストロケーション。

「いいねぇ！」


思い切り叫んだあと、皆で大笑いした。叫んだあとの海ブドウはキラキラして見えたなあ。


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