- 小坂 淳
- 株式会社環
- 東京都
- ウェブ解析士マスター
対象:ITコンサルティング
リーマン・ブラザーズ破綻・中小企業金融の行方
ついにリーマン・ブラザーズ証券が破綻しました。
世界中で戦後を支えてきたビッグ企業の経営悪化があちこちでありますが、
衝撃では最大級ですね。
一部何故かストップ高の株もありましたが、
結構な株が暴落しています。
日本でもこのサブプライムなどにより金融不振や不動産の低迷で
目に見えて景気が悪化していますが、中小企業の資金繰りにも大きな影響を与えているみたいです。
各地の信用保証協会の補償額が減少し(=融資額が減少)、
貸し渋りが企業破綻の引き金を引いたようなケースもあります。
金利も上がってきていますから、Wショックですが、
そもそもこの貸し渋りは昨年から予想されていたことでした。
それまで保証協会が100%保証していた保証協会付融資が
80%保証になり、銀行が20%のリスクを負うことになったので、
以前は保証協会がOKといえばほぼOKだった融資が
最近ではNGのケースも出ていると聞きます。
こういうときこそ来月10月1日に「日本政策金融公庫」に名前が変わる
国民生活金融公庫などの政府系金融機関や
東京だと新銀行東京の出番ですね。
かといって全ての銀行が貸し渋っているわけではなく、
積極的な姿勢を示している金融機関もありますから、
過去の取引にとらわれず色々な銀行と話をするいい機会かもしれないです。
ただ貸し渋り・金利上昇という局面ですから、今年は返済一方で借入はしない予定ですが。。。
元銀行員のウェブ制作会社